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会社と個人(社員)の8つのパラダイム。多くの社員は歯車ではなくタイヤである

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企業と個人(社員)の関係について、考えていた事を書きたいと思います。

Win-Winの関係

よく例と出されるWin-Winの関係。

このWin-Winの関係の反対は何なのか?知りたくなりネットの海を無骨に泳いできた次第です。

Win-Winの関係の反対 「Lose-Lose」を発見し、Win-Winの関係に近い言葉として、「No Deal」という言葉も見つけました。

そこから、それだけでは表せない 「会社」対「個人(社員)」の関係について自分なりの見解を踏まえて説明します。

会社と個人(社員)の8つのパラダイム

この言葉を見て、あれ?と思った人もいるかもしれません。
参考にさせて頂いたのは、こちらの記事

第四の習慣 Win-Winを考える 人間関係の6つのパラダイム|フランクリン・プランナー

人間関係なら、確かにこの6つだと思うのですが、会社と個人(社員)だと、これだけでは無いと感じたわけで、下記の8つのパラダイムが成り立つのでは無いかと仮説を作りました。

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 No.1から説明していきたいと思います。

No.1 Win-Winの関係

会社にとっても個人にとっても、良好な関係となります。

会社が求める人材(状況によっては、会社が求めるスキル)と個人が求める環境(職務内容や給与面、いろいろな事が想定される)が一致もしくはほぼ一致している(一部の妥協がある場合もあるが)状況であり、会社にしても個人にしても発展していける状態を意味します。

こんな良好な関係を築いていけるかどうかは、まさに経営層の判断と状況理解が必要です。

状況理解が出来ていない場合、その会社にとって不利益が発生します。

大企業(もしくは大企業のグループ会社)ほど、その傾向があるように思われます。
大企業にとって、多くの社員は歯車の1つです。

状況理解が出来ていないとは、その歯車の大きさや機能(影響度)を把握していない事を意味します。それは、IT系・技術系では無い会社のIT系・技術系部門(もしくはIT系・技術系の子会社)で発生する傾向が高いと言えます。

特に、大企業がWebへ販促・販売経路を求める際により高くなります。

それは、大企業でありがちな未経験者が管理職に就任してしまう事で発生します。未経験者ではその技術を理解出来ないため、報告だけで終わらせてしまっている事が多々あります。

管理者はその技術が何をもって行われて、管理されているか理解しようとしないとまさに報告だけで判断してしまいます。また、時には一方的な報告だけで判断を行う事すらあります。

その結果、その歯車が欠ける事で、何に影響するのか理解出来ない状況が発生します。

管理者は、Win-Winの関係を永続的に行っていくためには、歯車の大きさ、影響範囲を明確に理解していないといけません。

歯車だから影響するのであって、歯車ではなく消耗品にしてしまう方法もあります。

車に例えれば、歯車はトランスミッションの部品だったりしますが、消耗品であるタイヤにしてしまえば良いという事です。

タイヤは当然、車が走る上で物凄く重要な部品です。しかし簡単に交換が可能です。タイヤが突然バーストしてしまうと危険ですが、会社は法律(社則)で社員が突然バーストしないように守られています。一般的な法律としては自己都合における退社の場合は1ヶ月前に告知が必要という事になります。

バーストする事(退職)する事が解っていれば、交換してしまえば良いだけです。

このような考え方の会社は、まさにブラック企業と呼ばれる会社でしょう。

でも、社員をタイヤ化してしまえるという事は、完全に会社(管理者)は、すべてを理解していないと出来ない事にもなります。

つまり、会社(管理者)はその技術が何をもって行われて、管理されているか完全に理解している必要性がある事を意味します。そう出来ないのであれば、社員は歯車ですし、出来ればタイヤになるという事です。

タイヤでも満足している社員なら、Win-Winの関係かもしれませんが、一般的な車はタイヤは4つで充分です。会社(車)は、タイヤだけでなく、歯車も持たないと動かないという事を理解していないといけません。

例え一時的に社員をタイヤとして扱って、擬似的なWin-Winの関係になっても、その会社はいつか破綻する事になります。

結局は、会社は歯車の状況を理解していないと非常に危うい状態という事です。会社と個人の本当のWin-Winの関係とは、歯車の状況を理解しつつ、コントロール出来る範囲にさせておく事かもしれません。

歯車は、歯車である事に気づかないか、歯車でも自分の影響度に自信を持って仕事を行う事が出来なければ、その内タイヤになってしまうという事です。
影響度を利用して、会社側をコントロールさせる事も可能かもしれませんね。
そして、いつのまにか歯車から運転手(経営者)になっている事も。

No.2 Lose-Winの関係

Lose-Winの関係を一言で表すのであれば、まさに「社畜」という言葉が適していると思います。

今回、このエントリーを書くにあたって、下記の記事が非常に参考になりました。

意識が高くても別にいいんですよ、それを他人に押し付けなければ。 - 脱社畜ブログ

 まさにこの関係が、Lose-Winの関係における最良の関係になりえると思います。

ただし、これは個人の視点で見た場合です。

こういう社員ばかりになった場合=タイヤばかりになった場合、歯車が無い会社は機能しなくなります。個人は、別に出世も出来なくても良いので、仕事(この場合、本来の意味では仕事ではなく、ただの作業かそれに近いもの)でお金をもらえれば良いという考え方です。

会社として、タイヤに進んでなってくれるなら、良いよ、となれば、発展性の無い、Win-Winの関係は構築出来ます。

タイヤに成りたくない意識の高い人(笑)なら、個人にとっての悪い意味でのLose-Winの関係となります。

タイヤで良いという人なら、会社と一致すれば、Win-Winの関係に。会社として、タイヤばかりでは困るけど、対処方法が見いだせない場合は、Win-Loseの関係にもなります。

つまり、会社の視点で見た場合、中長期的にはLose-Winの関係はマイナスでしか無いという事になります。まさに意識の低い人にとっては、負けるが勝ち の状態です。

反面、意識の高い人が、Lose-Winの関係になったとしましょう。

その意識の高い人が優秀なら、会社にとってLose-Winになります。

会社が、こういう判断をしてしまう場合は、No.1で書いた 大手企業でWebに販促・販売経路を求めた場合に、管理者が歯車を理解していない事で多く発生しています。

これは会社として、一時的にはWinな状態ですが、中長期で見れば完全にLose-Loseの関係にしかなり得ません。

意識は高いが、優秀では無い人でLose-Winの関係になった場合、素直に会社は、その人をリストラしてあげた方が良いかと思います。リストラをしない場合は、ただの飼い殺しです。

飼い殺しは時に、裁判になって多くの企業は裁判で負けています。つまり、飼い殺しにしたつもりで近づいたら、噛み付かれた状態です。

噛み付かれなければ、大きな損害は出ませんが、噛み付かれた場合、会社にとって大きな損失となります。

つまり、Lose-Winの関係は非常に危うい状態で、会社にとって常に危険でしか無い状況しか発生しません。会社にとって、Lose-Winの関係は短期的な勝利(メリット)でしかなく、中長期でみると、全てがマイナスになるという事です。

ここまでのまとめ

  1. Win-Winの関係は会社にとっても個人(社員)にとっても有意義である
  2. Lose-Winの関係は、短期的に見れば会社にとってメリットはあるかもしれないが、中長期で見た場合はマイナスでしか無い
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