鈴木です。別館

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「地図のない旅」ではなく「地図にある旅」は更に面白い!幻の秘湯を求めて!

はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。

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よく「地図のない旅」という言葉を耳にします。地図やガイドブックに縛られる事なく勝手気ままに旅する様を描いた言葉で割りと好きな言葉です。


昨日見た上記のエントリーで、本当に今は旅に関する情報が溢れているな~と思いました。インターネットを通じで誰もが情報発信出来るようになって、旅という身近なものがより身近に感じられるようになりましたよね。

旅のキュレーションサイトも、旅のバイラルメディアも、僕が愛用しているHolidayのようなサイトも本当に旅行に関するウェブサービスも書籍も数多くあります。

でも、こんな時代だからこそ、地図のある旅はもっと面白いという事を書いてみたいと思います。温泉関係の話になりますが(^_^;)

温泉マップ

実は地図にはかなり古い情報も掲載されている

毎年新しい道がどこかに作られ、新しいビルが作られていきます。そのため地図もどんどん更新されていきますが、実は温泉に関して地図はほとんど情報を更新していません。

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Google Mapより

上記は秋田県鹿角市の山間部の地図ですが中央に「赤川温泉」「澄川温泉」という温泉が掲載されています。でも、この2つの温泉は既にありません。1997年に発生した大規模な地滑りによって宿は倒壊して廃館となった温泉です。

地図は割りと昔の温泉も掲載しています。

この辺りの事は、下記の漫画で詳しく書いてありますので、良ければ読んでみて下さい。

風呂人 (モーニング KC)

風呂人 (モーニング KC)

 

廃館になってもお湯は出ている場合があったりして、わざと廃館した温泉地に行くという事もあったりします。有名処では、日本百名山でもある会津磐梯山を登る時の途中にある「中の湯温泉跡地」なんかが有名です。

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実際にお湯は湧いているので入れますよ(笑)

地図を頼りに温泉(野湯)探し 青森県 岩木山 山麓

地図に「湯沢」とか「湯の沢」なんて地名があればそこには嘗て温泉があった可能性も非常に高いと言えます。

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上記は青森県弘前市の岩木山と獄温泉の地図ですが、獄温泉の上に「湯の沢」と書かれています。噂でここに野湯があると聞いて以前、行ってみた事があります。

実際にはこの地図ではなく他の市販されている地図を頼りに行きました。

岩木山

津軽富士とも呼ばれる岩木山。岩木山そのものは関係ありませんが、参考まで。

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ガレ場の登山道を登っていきます。

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山頂からは日本海を見渡せます。絶景!

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さて、その帰り道は登山道を下っていきます。

途中でこんな案内板が・・・・

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なんか期待出来そう!そして進んでいくと・・・・・・

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あれ?(^_^;) 獄温泉の源泉かな?

更にこの先にも進みましたが、発見には至りませんでした。

秋田県の某野湯

秋田県のある場所に野湯があるという噂を聞き、地図を見てあたりをつけて行った事もあります。

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こんな吊り橋を渡っていきます。

元々、目指す先には温泉マニアには割りと有名な温泉があるので、そこまでは簡単に地図でたどり着きます。

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吊り橋からの眺め、綺麗ですな~。

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あったあった!道の横にポツンとある湯船。もちろん入りました。

f:id:suzukidesu23:20080826142119j:plain湯船の裏側に川が流れています。

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黒い・・・・湯気も結構立ち昇っています。軽く川の水を触ると、

滅茶苦茶熱い!!!!軽く50度は超えています。恐らく60度くらいはあったのかな?と思いますが、とにかく素手では触れない温度です。

おもいっきり手をつけなくて良かった(^_^;)

きっとこの川の先に湧き水と混ざって入れる温度になっている目指している温泉があるに違いない!と思って探しにいきます。歩き探すこと1時間ほど、見つけました!

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触ってみると40度くらいの適温!思わずチャポン

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記念撮影!カメラを置いた方を眺めるとそこは・・・

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本流の川と交じり合う場所でした。こんな景色を見ながら1人でのんびりと野湯に浸かっていました。

まあ、この野湯にたどり着くまで、川を横切ってびしょ濡れになりながら行ったんですけどね(^_^;) でも、まったくの登山未経験者だと1人でしかも携帯電話の電波も入らない場所なので行くの非常に危険です。気をつけて下さい。

本当に自己責任の旅となります。

地図で見つける旅

こんな風に地図を頼りにまだガイドブック・ネットには載っていない温泉を探すというのも非常に面白い旅となります。

「地図のない旅」ではなく、「地図にある旅」「地図で見つける旅」もこんなに情報が溢れている時代だからこそ、逆に面白いのかな?と思います。

万人にはお薦め出来ない旅ですが、地図を頼りに地名や地形からあたりをつけていく旅というのも非常に面白いものですよ。

もっとも過去に地図を頼りにして行った事は10回ほどありますが、実際に温泉(野湯)を見つけられたのは1箇所のみです。まず見つかりませんから(^_^;) それでも自分の思いを巡らせた地図の旅ははまる人だとはまる面白い旅になると思います。

更に発展してGPSだけで旅する人もいますけどね(笑)

でも、きっかけとなる話はやはりある程度温泉に詳しい仲間のいるネットワークが必要になります。幸い、僕の温泉の師匠がかなりネットワークを持っている人でいろんな情報を教えてくれるので助かっています。ちなみにこの温泉の師匠は僕に嫁を紹介してくれた人ですけどね(^_^;)

 

以上です。

ご静聴、ありがとうございましたm(__)m

命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)

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誰も行けない温泉前人未湯 (小学館文庫)

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誰も行けない温泉 最後の聖泉 (小学館文庫)

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