鈴木です。別館

「アフィリエイト広告」等の広告が掲載してある場合があります

景表法違反なネット広告はもう少し取り締まるべきじゃないのかな?と思う今日このごろ

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アドブロックとかステマとかネット広告に関する話題はここ最近結構ありますが、ステマと同じ、場合によってはそれ以上にきちんと取り締まるべきネット上の広告ってあるんじゃないのかな?と最近思うようになりました。

どういう広告かと言えば二重価格表示等の景表法違反な広告です。

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二重価格表示とは

二重価格って何?という方もいると思うので簡単に説明すれば上の画像です。2つの価格を出している状態だと考えてもらえれば良いかと思います。よくあるのが通常価格がいくらだけど、今は半額の◯◯円とかそういうのです。

これって行けないことなの?と思うかもしれませんが行けないことです。

過去には大手ネット通販サイトが結構ネットで話題になりました。セール時に通常価格を上げて、セール価格で半額としたとして。

例えば普段8000円で販売しているものをセール時に通常価格1万円として半額の5000円と表示して販売していたことがありました(価格は例です)。

もちろんこれがバレて実名で報道されて更に謝罪会見までされたことを覚えている方も多いかと思います。

二重価格表示のガイドライン

こういう悪さをする企業は後を絶たないのですが、消費者庁が景表法違反にならないようにガイドラインを作っています。

http://www.caa.go.jp/representation/pdf/100121premiums_35.pdf

これをしっかりと読んでもらうとガイドラインに書かれたことを守っていない企業が如何に多いかわかると思います。

実際に今もある大手企業はこのガイドラインを守らずに二重価格表示をしています。

気づいた広告

なぜこんなことを急に書いたかと言えばとあるアフィリエイト広告で通常価格が3600円で期間限定で1800円というものバナー広告がありました。

それが僕が覚えている限りでも9月14日はあった訳です。その後期間限定で100円になり、更に期間限定で500円になり更に今月末まで1800円になりました。

トータルで1ヶ月以上間通常価格で販売されないことになります。

実はこれガイドラインを守って無い可能性が高いんですよね。1ヶ月以上に渡って割引価格で販売していたら通常価格と言えない状態になると思いませんか?

例えばメーカー希望小売価格からの割引額なら解るのですが、その会社が設定した価格に対してその会社が割引価格といつまでも書いていたら本当にその価格なの?って思うように僕はなってしまいます。

企業によっては消費者庁のガイドラインよりも厳密に決めているところもあるのですが、ネットショップの場合はこのあたりかなりいい加減です。いつまでもずっと通常価格からの割引額を表示しているところもあります。

ネット広告を出す企業そのもののリテラシーの向上が必要

ステマにしろ二重価格表示にしろ、そういう広告を出す企業は儲けられれば良いという感じになっていて企業としての広告に対するリテラシーが低いように思います。実際かなりの大手がこういうことを行っています。

ネットの広告の問題はいろいろとありますが広告を出す側がリテラシーを高くしない限りは絶対に改善されないと思います。

それにバレた時に企業としての信頼を失うのに今でも続ける企業が多いのはどうせバレない、バレても謝罪をしておけば問題ないと考えているように思います。

ステマ問題と合わせて二重価格表示問題もネット広告がつまらないもの、信じられないものにならないためにも企業側が真剣に考えて欲しいと思います。

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