リスペクト?オマージュ?感化?著作権はかなり複雑だと思ったという事
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先週は著作権についていろんなエントリーが書かれていました。
その中でふと思った事があります。
リスペクトやオマージュも盗用にあたるのか?という事です。
そして、好きな作家やブロガーに感化されて書いたエントリーも盗用にあたるのか?とも考えました。
知らぬ間に感化されている事もある
僕には好きなブログがいくつかありますが、そのブログを夢中になってみていると、感化される事があります。
そして、感化された状態でブログを書いている内に、
「あれ?これパクって(盗用して)ねえか???」
と思う事も。
自分では、盗用をしているつもりが無くても、読む人が読めば、盗用と思う事もあるのかな?と。
よくドラマなんかで小説家を目指す人が、出版社に自分で書いた小説を持ち込むと 「◯◯(大御所)のパクリみたいだね」とか「◯◯(大御所)の影響が強く出ているね」という台詞を出版社側の人間が言うシーンがあります。
これも実際にブログである事なんですよね。
自分で気づかない内に感化されていて、似たような傾向な事を書いたり、同じような言葉の使い回しをしてしまう事も。
これって盗用というよりは感化されているだけで、内容的にはオリジナルだと僕は考えます。ただ、感化されて書いた作品にはあまり魅力を感じないのも事実の1つとしてあると思います。
でも、もしそれに気付いた時は、その言葉を使うのをやめるか、引用元として書くかした方が揉める事も無いのかな?とも思います。
よくコメントである「何周目の話題」
ブログ論なんか書いているエントリーを見ると、よく見かけるコメントで
「これ、何周目の話題?ww」
というものを見かけます。「よく書かれている話だね」という意味で書いていると思うのですが、その考えに到達するまでの間に、他のブログのそのようなエントリーを見ていたりして、自分の考えが組み合わさって、書きたい!と思って書かれていると思うのですが、ある人からすれば、同じ話題、盗用とは言わないけどよくある話だよね、って事になるのかなと思います。
でも、そこまで行き着いた時点でそれは、その人にとってのオリジナルになっていると思うんですよね。
何回もされる話題っていうのは、やはり人気の内容でもあるし、よく通る道でもあるのかなと。
リスペクト・オマージュの基準も実は曖昧
読めば何に対してのオマージュかリスペクトか解るだろ!と言う事で影響を受けたものを書かない人も中にはいます。
でも、そうなるとそれを読んだ人は盗用だ!と思うかもしれません。
ブログでリスペクトやオマージュとして書いたとしても、そこにはやはり何のオマージュかリスペクトなのかを書くべきだと思います。
ドラえもんファンが書いた最終回
例えば、今はアニメまで出来たドラえもんファンによって描かれたドラえもんの最終回は有名ですよね。
この作品に対して、オマージュだろ!という人が多い中、盗作だ!という人もいるわけですよ。
あ、決して、盗用を推奨している訳ではありません。
僕は盗用は決して許されるべきではありませんし、著作権は守られるべきものだと考えています。
でも、リスペクトやオマージュとして書かれた作品すべてが著作権に違反しているとは思いたくもないし、感化されて書いたものも、盗用とは思いたくありません。
上記のドラえもんだって、正式な手続きを踏んで作られたものかは僕には解りませんが、仮に正規の手続きを踏んでない場合、盗用と言われてもやむを得ない部分が少なからずあると思います。
僕自身は、最初にこの漫画を見た時は正式な著作権者が書いたものでは無いとは知らなかったのですが、著作権者が書いていないと知っても、仮に許可を取っていないと知ったとしても、著作権違反とは思えないんですよね。
ドラえもんを物凄く愛している人なんだろうな~と思うだけで。
でも、これはドラえもんだからこそ、そう感じただけであってあまり有名では無い漫画だったりしたら、また違った意見が出てくると思うんですよね。
逆に有名だからこそ、問題が出てくる事もありえますよね。有名だからこそ、社会に与える影響は大きくなる訳なので。
つまり、著作権を守る上で、リスペクトやオマージュについても考えないといけない事なのかな?と思った次第です。
そして、感化されて書いたものはオリジナルとして認める事も必要なのかな?と。
同人誌と著作権
ここまで書いて、リスペクトやオマージュで何か作るって、同人誌がまさにそれじゃん!という事を思いつきました。
ここまで書いてようやく気づいた訳ですが(^^; もっと早く気付けよ>自分
上記のドラえもんにしても、問題があったんですね。
そうだったのか・・・と初めて知りました。
また、「同人誌 著作権」でググってみたら、最初にこのサイトが出てきたので、読ませてもらいました。
このサイトの中でこんな文章がありました。
花鳥風月パンフレットで「著作権」のことについて軽く触れた時にも、「でも出版社が言わなければいいんですよね」という手紙が届いて驚きました。
同人誌も著作権問題で度々出版社側から警告や訴えがあった事を初めて知ったのですが、敢えて訴えないのは、面倒だから・それだけの労力がもったいないから・把握しきれないから というのが大きな理由であること。
赤信号、みんなで渡れば怖くない。
まさにこの感覚で著作権に違反をし始めたら・・・と想像したら怖くなりました。
もちろん、同人誌の中でも著作権者に許可を取って作っているところもあるそうです。
同人誌の文化って素晴らしい部分もあると思うんですよね。
もう30年ぐらいまともに読んでないけど(^^;
まとめ
上記に書いた事をいろいろと考えると、著作権ってネットが普及し、印刷にしても個人で出来る時代になって更に難しくなってきていると思うんですよね。
現行法ではもう対応しきれないほどに。
そう考えると、第三者が発見してこれは問題だ!と著作権者側に確認をするというシステムは最低限必要なのかな?と思ったり。
「第三者が言うべき問題で無い」ではなく、「第三者だからこそ言うべき問題」なのかと思った次第です。
過去に同人誌で問題になった事は第三者の介入があったからこそ、気づいた部分もあった訳ですからね。また、第三者の声が多いという事はそれだけ影響を測るパラメーターにもなっている訳ですし。
う~ん、まとまりの無い文章ですいませんm(__)m
ただ、著作権は本当に難しい!
でも、著作権者の利益は守られるべきものだと僕は考えます。
そうしなければ、素晴らしい作品が生み出されていく土俵が出来てこないと思うからです。
時代にそった著作権に関する法の改正を望むばかりです。
以上です。
ご清聴、ありがとうございましたm(__)m
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