とにかくバレないように工夫を凝らすキュレーションメディア、パクリの常連であるトリッピースのRETRIPが凄い
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最近、あまり見ていなかった元祖最凶最悪のパクリメディアであるRETRIPがパクリを行うために更なる進化を遂げていてビックリしました。
ここまでパクるためにシステム改修*1を行うってある意味、凄いというか肝の座り方というか、脱帽です。
パクリに命をかける様は一見の価値があります。本当にここまで工夫を凝らしているとは思いもしませんでした。
出典リンクにすべてリダイレクトをかける
パクリメディアに画像等をパクられていないか確認する方法としては
site:パクリメディアのURL+半角スペース+自身のサイトURL等
で検索することが多いと思いますが、これが出来ないようにするためRETRIPは出典元のURLにすべてリダイレクトをかけるようにしました。
写真の下の出典のURLやサイト名にマウスカーソルを合わせてみてもらうと分かると思いますが
https://retrip.jp/external-link/?content_id=23012216
こんな感じのURLになっています。でも上記のリンクをクリックするとどうなるかと言えば僕の別のブログに転送されます。
気づいたようで上記URLは転送されないようになりました。
こういうことは手が早いww
これをされてしまうとsite:検索でパクっている記事を発見出来なくなります。
出典偽装を最初から行っていたRETRIPですが元々はGoogleの検索結果等にリンクを張るという手段でした。でもこれは完全に法的にアウトのため(出典元が分からないというのはそもそも引用要件を全く満たさないので)、今度はリダイレクトで対応するという方法にしたのだと思います。もちろん出典元をあきらかにしても引用要件をRETRIPの場合は満たしていないとしか言えないのでアウトなんですけど、CGMということで逃げていました。
画像検索出来ないように右クリック禁止に
こちらの記事
RETRIPは出典すら記載しないと書いていますが、これは今も引き続き行われています。出典書かなければ当然、バレにくいですからね。
でも、上記の記事で(おそらくブラウザはChromeを使っていると思うのですが)、右クリックで画像検索をしてすぐに盗用元を判別出来たと書いてありますが、この対策にもRETRIPは抜かりがありません。
何と画像の上で右クリック出来なくしてきました!!!
これで簡単にChromeの機能である画像検索が簡単には出来なくなりました。
まあこれは「少しコードを入れれば簡単に実装出来そうなのでそれほど難しくは無いのですが、それでもパクりをばれにくくするためにシステム改修*2をしたことに違いはなく、そこまでしてパクリをバレにくくしたいのか!と思う訳で、パクリに対する執念を感じます。
観光庁もお仲間?
RETRIPを運営する株式会社トリッピースは観光庁から過去に賞をもらっています。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news05_000150.html
そこから講師としてトリッピースのCEOや社員を招いて大学や高校で課外授業を行わせるようになっています。
【開催報告】
— 観光庁 (@Kanko_Jpn) 2016年11月25日
観光庁では旅に精通した方を派遣し、学生に旅の素晴らしさを伝える「若旅★授業」を実施中!
この度、東京都立上水高等学校にて株式会社trippieceの石田言行さんを講師としてお招きし「若旅★授業」を行いました。#若旅https://t.co/o8sYppHZQ2
国の機関である観光庁が著作権侵害を行うことに燃える企業に対して賞を与えその後も引き続き関係を続けている構図を見ると、トリッピースが悪いイメージをロンダリングするために観光庁を見事に利用しているな~という印象しか無いのですが、観光庁も簡単にそういうのに引っかかるのを見ると、もう著作権侵害については暗い未来しか無いのかな?と思う訳ですよ。
もっとも国ってまだまだネットを理解していないということがわかります。
本来、観光庁は著作権侵害を行い収益化する企業に対してやめるように勧告すべきだと思うのですが見事に騙され、ホワイトなイメージを植えるけるために利用されているだけという構図は国がまともに著作権侵害について考えていないということもよくわかります。
これでは、著作権侵害は無くならないよねと。
国にお墨付きをもらって著作権侵害をしているようなものですから。
(もっとも国なんてパートナーに選ぶ企業なんてまともに調べずに行っているということがこれでバレてしまうんですけどね。それとも何か癒着があるのか?とか思いますよね)
マスコミで気概のあるところは、観光庁とトリッピースの関係を調べてみてはいかがですか?また国の機関がこれだけ杜撰なことをしていることで責めることも出来ますよ。この際、蓮舫議員でも良いから国会で取り上げて欲しいくらいです。
バレなければOKというスタンスのRETRIP
上記の記事を読まれた方もいると思います。損害賠償や削除申請の方法が描かれている訳ですが、そもそも自分の写真等が盗用されていても気づかなければ削除申請も損害賠償請求も出来ない訳です。
RETRIPはそもそもバレなければ良いということで今回のような対応をしてきたと思います。
いくらなんでもここまでバレないように対策するって、酷くないですか?
元々、注目を集めJTBやHISとも組んで展開してきたトリッピースですが、おそらく内情は火の車のように思います。そのため、どうしてもお金をかけずに集客する手段を手放せないようにしていると思います。
しかし、国やJTB、HISがまともな会社ならトリッピースから手を引くと思います。というか手を引くことを信じたいですね。
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