【中級者用】直帰率や離脱率の改善の前に目的を明確に持とう(第18回 グーグルアナリティクスを学ぶ)
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たまにネットでアクセス解析の記事を見ると、直帰率や離脱率が高いページは改善しましょう!と書いてある場合があるのですが、必ずしも直帰率や離脱率が高いページが悪いという事ではありません。
目的によっては直帰率100%が良い場合もあります。
どういう事か説明をしていきます。
直帰率の平均値は?
直帰率の平均値ですが、ブログならこれくらいとか決まったものはありません。
ただアクセス数を公表しているブログを見てみると70%~90%くらいでしょうか。
中には50%を切っているブログもあったります。
テーマによってもかなり異なるので本当に一概には言えません。
それよりもサイト(ブログ)の目的によって直帰率を改善するかどうかを決めなければ意味がありません。
多く見てもらいたいのなら改善が必要
ブログなら沢山見てもらいたい!という人は少なくないでしょう。多く見てもらいたいという目標がある場合、直帰率を改善するのは当然と言えば当然でしょう。
この場合の改善方法はいくつかあるのですが、一番簡単なのはまずどこで直帰(離脱)をしているかを確認する事です。
グーグルアナリティクスの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」でページ単位での直帰率や離脱率が見られるので一番上の平均値よりも高いページを見て、なぜ直帰率や離脱率が高いのか考えてみましょう。
SEOを気にせずリピーター重視のブログは直帰率が高くなる事も
SEOを考えて行う事については賛否両論あるものの、SEOを気にしないで行っているブログや敢えてSEOを積極的に行っていないブログでも、面白いものはいくつもありますよね。
そういうブログは直帰率が高くなる傾向があります。
というのもそのブログのファンになった人はRSS等で更新情報を見ており、更新されたら見に行くという事をしている場合があります。
そうなると必然的に毎回1記事だけを見て、去っていく事が発生します。
そうなると直帰率は100%となりますが、これは悪い事と言えるでしょうか?
しかしたまにそのサイトのファンが運営者を神聖化しすぎてPVを挙げてあげなければ!と思って無意味に過去記事を見てしまうという例もあります。
そうなると直帰率は下がるものの正確なデータが測れない状態にもなります。
アフィリエイトメインのブログも直帰率が高い場合も
アフィリエイトがメインのブログの場合は、検索から来てもらってそのままアフィリエイトのリンクを踏んでもらって購入やサービスの申し込みをしてくれてそのまま直帰してもらっても全然OKな訳です。
目的はアフィリエイトリンクを踏んでもらい、購入やサービス申し込みなので。
だから直帰率100%でも購入やサービス申し込みがあれば何も問題が無い事になります。
セグメントで直帰率を見ないと本当は意味が無い
実際に直帰率を見て改善をしようと思う場合、セグメントを行って直帰率を見ないと意味がありません。セグメントは簡単に言えばグループ分けを行う事です。
初めてサイト(ブログ)に来てくれた人と2回目に来てくれた人では直帰率が異なります。
多くの人に沢山読んでもらいたいのに、初めてきた人の直帰率が高いのでは意味が無いですよね。
でも2回めに来てくれた人が毎回見に来てくれる人になっているのなら直帰率が高くても良い訳です。
ただこの2回目にしてもたまたま検索で別々に来ているだけなのか、それともFeedly等のRSSサービスを使ってきてくれているのでは意味が違う事が解りますよね。
Feedlyから来てくれている人というセグメントで直帰率が高いのは問題ありませんが、2回目で検索から来てくれた人のセグメントで直帰率が高い場合は改善の余地があるでしょう。
一番簡単なセグメントの例は下記で説明しているのでよければ見て下さい。
定着率を確認しよう!
定着率とは、例えば半年前に来てくれている人の中で先月は何人が来てくれているのか?というようにどれだけ繰り返し見にきてくれているかを率で表したものです。
リピート率とも言えますが、グーグルアナリティクスで言うリピート率とは意味が異なります。
定着率を見る場合はコホート分析を見ます。
グーグルアナリティクスでは「ユーザー」→「コホート分析」で見る事が出来ますが長期の期間設定がまだ出来ないのでその場合は面倒ですが手動でコホート分析を行うのが良いでしょう。
手動でのコホート分析の方法は下記で説明しています。
重要なのは目的を持って行うこと
直帰率の改善と漠然と考えても意味がなく、そもそもブログやサイトで何が目的であるのかを先に明確にしなければ、そもそも直帰率を改善しても無意味な時があります。
多くの人に沢山の記事を呼んでもらいたい!というのであれば、SEOを意識する方が優先度が高いかもしれませんし、ある程度SEOが強化されたのであれば直帰率の改善かもしれません。
マネタイズ重視ならアフィリエイトリンクを如何に踏んでもらうかを考えなければいけない場合もあるでしょう。
まずはブログやサイトで何をしたいのか目的を明確にして下さいね。
以上です。
ご観覧ありがとうございましたm(__)m
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