ブログで生活出来るレベルまで稼げる人は本当に稀なのか?
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
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なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
ブログ(アフィリエイト)で生活している鈴木です。
ブログで稼いで生活出来る人は一握りだ!実際にブログで生活している人がブログで稼ぐのは誰にでも出来るというのは生存バイアスを考慮していない!
という主張は時折見るのですが、生存バイアス以前に前提条件がおかしいんですよね。
で、結局ブログで生活出来るレベルまで稼げるのか?というと7~8割の人は到達出来ると考えます。
趣味と仕事を同じ土俵で見て意味あるの?
ブログってほとんどの人は趣味というか何となく始めたという人が多いのではないでしょうか?
つまり出発点が趣味や何となくなんですよ。
最初から仕事として考えてない訳です。
でもブログで生活出来る以上に稼いでいる人の多くは仕事として考えているのではないでしょうか?
僕の場合、一番最初に取り組んだブログは温泉仲間との交流と入湯した温泉の記録から始めています。2007年のことです。今年で丸10年経過しました。
今のハンドルネームの元となるブログを開始したのは2014年、これは仕事で覚えたことのアウトプットの場として始めています。
その後にサラリーマンのお小遣い程度は稼げるようになって、本気で仕事として行えば生活出来るほどは稼げるな~と思い、また承認欲求と分離させるために副業としてアフィリエイト用のブログを行うようになりました。サラリーマンをやめる時には本業の倍程度の収入が月に入るようになっていました。
趣味の延長線上でブログを続けていた時、僕は凡人ですから生活出来るレベルまで稼ぐことは出来ませんでした。仕事として行うようになったから生活出来るレベルまで稼げるようになった訳で。
つまり
- 趣味や何となくでブログを書く人
- 仕事として稼ぐためにブログを書く人
がいる訳で、この2者を同じ土俵にして生存バイアスを語るって意味が無いよね?ということです。
前提条件が全く違うんですから。
だからブログにおいても「趣味や何となく」で書いている人と「仕事で書いている人」をきちんと分けた上で生存バイアスは語らないと意味がありません。
趣味や何となくで書いている人なら、当然他に楽しいことが出来れば書きませんし、何となく稼げれば良いな~という人でも稼げなければ当然やめてしまいます。
趣味や何となくですから、いつでもやめてしまう訳です。
何より趣味や何となくでブログを書いていても中々稼げません。そんな趣味とか何となくで月に何十万も稼げる人なんて稀です。
だから仕事として取り組んでいる人に絞った上で本当に生存バイアスがあるのか見ないと意味がありません。
「趣味や何となく」を「仕事」と同じ土俵で語るのがおかしいんです。
なお勘違いしないで欲しいのですが、本来ブログなんて趣味や何となくで書いていれば良いもので、別に趣味や何となくブログをしていることを否定している訳ではありませんし、僕も趣味や何となくだけで書いているブログもあります。当然、それらのブログは稼げていません。
具体的な事例
- 趣味や何となくでブログを書く人
- 仕事として稼ぐためにブログを書く人
この違いはやる気の無いアルバイトとやる気のある社員の違いと似たようなもので、例えばスーパーマーケット。
スーパーマーケットのアルバイトってほとんどの人が出来る内容ですが、売上をきちんと管理していく社員の立場から見るとそれなりに勉強しないと難しいものです。でもとにかくお金がもらえれば良いと考えて入るアルバイトだとレジや商品陳列だけを見て、こんな誰にでも出来る仕事は意味がない!とか言い出す人もいます。
客数や天候における購入率を導き出したり、接客の技術を学んだり、導線の良いレイアウトを考えたり、競合調査をしたり、集客を考えたりと、本来スーパーマーケットの仕事でも凄く奥が深いものですけど、アルバイト視点だと結構気づけ無いものです。
- やる気の無いアルバイト視点=レジや商品陳列だけの学ぶものが無い仕事
- やる気のある社員の視点=購入率を導き出す、接客の技術を学ぶ、POPの書き方を学ぶ、競合調査をする等、いろいろと学ぶことがあり奥が深い仕事
上記のやる気のある社員のことをブログに当てはめると
- 購入率を見る=キーワードにおけるCVRを確認する
- 接客の技術を学ぶ=セールスレター等の書き方を学ぶ
- 導線の良いレイアウトを考える=レイアウトやUXの改善等を学ぶ
- 競合調査をする=ライバルサイトの動向を確認して差別化を行う
- 集客を考える=SEOやSEMでより効果的な方法を考える
趣味や何となくでブログをしている人が上記のことを行っていますか?
何となくアルバイト気分で行っていて、稼げない!と言ってるだけじゃないですかね?
アルバイト気分で行えば稼げてもアルバイト並なのは当然です。
何より趣味や何となくで始めたブログならアルバイト気分すら無いんですよね。
参考までに僕は10種類以上のアルバイトをしてきました。どうせやるのなら具体的にどんな仕事か知りたいと思いながらアルバイトをしてきた結果、社員の方から評価されて時給を上げてもらったりよりその業界のことを詳しくしることが出来て、ブログでもその経験が生きています。
ブログで稼ぐためには時間と学びが必要
サラリーマンにしても業種にもよりますが、新入社員が一人前になって会社に利益をもたらすようになるには1~3年くらいはかかります。
サラリーマンであれば年間で2000時間前後(1日8時間20日勤務で月160時間、160時間×12ヶ月で1920時間)は働く訳で、一人前になる期間を1~3年と考えれば2000~6000時間が必要な訳です。
趣味や何となく行っている人がそこまで時間をかけるのか?かけませんよね?
そもそも趣味や何となく始めたブログなら、つまらなくなれば続けませんし、当然消えていくのは当たり前。仕事と見てないし考えて無いのだから、仕事のために頑張るとか学ぶとか、そういうこともしてない訳です。
また仕事じゃ無いのでブログは書きたくなければ書かなくても良い訳です。
でも、仕事ならやらないといけないですよね。
そして仕事だから続けなければいけない。結果サラリーマンと同様、1人前になる2000~6000時間を費やした人なら普通に生活出来るレベルまで稼げるように多くの人はなれます。
つまりブログで生活出来るレベルまで稼ぐなんて、普通のサラリーマンが1人前になるくらいの時間を費やせばほとんどの人が到達出来る訳です。
サラリーマンの中にも当然、いろいろな要因でドロップアウトする人は一定数います。でも7~8割の人は会社に利益をもたらすくらいには1~3年でなっていくでしょう。
サラリーマンとしての適正、入社した会社の業界の適正等もあるので2000~6000時間費やしても会社に利益をもたらすことが出来ない人や辞めてしまう人は2~3割はいると思います。
まとめ的な
ブログで生活していくということはほとんどの人(7~8割)で可能です。
ただしあくまでも仕事として取り組んだ上での話です。
言い換えれば趣味や何となくで行っていて生活出来るほど稼げる甘いものでもありません。趣味や何となくでそこまで到達出来る人は運か才能があるということです。
ブログで稼ぐ=アフィリエイトやアドセンスと考えるのなら基本はWebマーケティング(SEO含む)と文章術であり、ある程度は体系化出来ていますから、体系を学び体系通り、あとは実践しながらPDCAを回していくだけです。
ただし適正の無い人は2~3割の割合でいるので、適正が無いと思う人はブログで稼ぐということは考えない方が良いでしょうね。
なお生活できるレベルで手取りが20万円だから20万円稼げればと思うとドツボにハマります。サラリーマンで手取り20万円の人が同レベルの生活をしようと思ったら月50万は稼がないとツミます。
ブログで稼ぎたい人へ
趣味や何となくではなく、仕事として行えるか考えてください。
そして見る界隈はよく言われるイケダハヤト氏を始めとするブログ界隈ではなく、アフィリエイト界隈を見るようにしてください。
情報商材をメインとしている界隈はアフィリエイト界隈ではありませんよ。
そして素人が書くブログ論やアクセスアップやSEO、アクセス解析ツールの使い方をブログで見るのではなく、きちんとプロや実績が伴った人が書いた書籍をそれぞれ1冊ずつ購入して学んでください。
最後に、何千もの記事を書き、百冊以上の関連書籍を読み、数百回に及ぶ検証をし、何十回にも及ぶセミナーに参加して、努力で這い上がった専業アフィリエイトブロガーを生存バイアスという言葉で片付けるなよ、です。
仕事で選んだのならやるだけなんです。
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