直帰と離脱で見る恋愛関係【ウェブ解析が最強の学問である】
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
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なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
ウェブ解析が役立つ実例を紹介いたします。
今回の相談者Bさん
彼女が出来ません。
フラれる事、20回以上。
食事に誘っても来てくれない事も含めれば、30回以上
せめて傾向と対策が立てられれば・・・・・
うんうん、鈴木も結婚するまでは、散々フラれてきています。
でも、傾向と対策を考える前に事実の整頓は出来ていますか?
直帰と離脱
ウェブ解析でよく使う言葉で、直帰と離脱というものがあります。
直帰とは、サイトに来て、その最初に来たページだけを見てそのサイトから離れてしまう事です。
離脱は、サイトに来て、他のページにも遷移して、あるページでそのサイトから離れる事を意味します。
コマースサイトであれば、離脱は何か買ってくれてからなら良いのですが、何も買わずに離脱される件数が多いと問題と言えます。
これを恋愛に当てはめてみましょう。
直帰
恋愛に関して、直帰とはまずは最初のデートにすら誘えずに終わってしまう状態が一番近いでしょう。
とりあえず出会ってお話はしたものの、そこで関係が終わってしまった状態です。
今まで、出会った状態で初回のデートまで至らなかったケースは何回ありましたか?
コマースサイトでは直帰率(サイトに来た全体の回数を分母して、最初のページだけで離れた回数を分子にして求める割合)が50%以上であれば危ない状態と言われています。
つまり、Bさんが今まで初回のデートにまで至らなかった割合が50%以上であれば、それはBさん自身に問題があります。
女性は顔がよほど悪い場合を除き、何か魅力や感じるものがあれば、初回デートに応じてくれる人は割りといます。
もちろん、それ以前に服装とかの身だしなみは最低限の条件はクリアしておく必要性はありますが。
離脱
離脱を恋愛に例えれば、デートは出来ているものの、その先に進めない状態のまま終わってしまう事が一番近い状態だと思います。
何回目のデートまで続いて、結局付き合えなかったのか?
一般的なコマースサイトなら、離脱率がどこで発生しているのか分析します。
商品カテゴリーのページ?商品の詳細ページ?それとも入力情報を打ち込むページ?
購入完了ページで離脱は、恋愛の場合、付き合ったけど別れてしまった事になります。良い事ではありませんが、当初の目的の女性と付き合うという条件はクリア出来ているわけです。なので、これをコンバージョンと呼びます。
つまり、ウェブの世界では、そのサイトで何をしてくれたら目的が達成したか?という事をコンバージョンと言います。
コマースサイトであれば、一般的には購入してくれる事です。
保険のサイトであれば、資料請求をしてもらう事が目的(コンバージョン)となっている場合が多いようです。
1回目のデートで終わってしまった場合は、コマースサイト、アマゾンで言えば、カテゴリーのページ(Kindle本のページとか)で離れてしまった場合ですね。
2回目のデートで終わってしまっている場合、アマゾンで例えれば、商品詳細までは見てくれている事になります。
3回目のデートで終わっているのなら、アマゾンなら配送先を選んでもらっている状態で離れてしまった事になります。
4回目のデートなら、アマゾンなら購入完了している状態ですので問題ありません
しかし恋愛なら、違います。
人によって、商品詳細でいろんな商品を見る場合もありますので、2回目以降のデートは何回かある場合も当然あります。
ここで、今まで何回目のデートで終わったのか確認をしてみましょう。
そして、その段階はアマゾンで例えれば、どの段階だったのか考えてみましょう。
1回目のデートでダメだったのなら、相手にとって、Bさんは好みでは無かった事になります。
2回目以降のデートでダメだったのなら、細かい部分がダメだった事になります。
対策
直帰率が高い場合は、Bさん本人に問題がありますのでまずは友人等に相談してどこが悪いのか確認してもらいましょう。
この時、ウェブ解析を知っている人なら、定性的なデータと定量的なデータで判断してくれるでしょう。
定性的なデータなら、ヒューリスティックテストが良いでしょう。
ウェブの世界では専門家にサイトを見てもらい、判断してもらうことです。
恋愛の世界なら、恋愛経験豊富な人の意見を聞く事が一番近いでしょう。
定量的なデータとは、客観的に数字で表したデータです。
あなたの身長や体重、年収等、数字化出来るデータと平均をまとめてみましょう。
平均以下のものを平均値に変える事が出来る部分があるのなら、それを改善してみましょう。
平均値には物理的に無理な場合は別のものを大きく伸ばしましょう。
何か1つ秀でているものがあれば、それは平均値でいるよりも良い評価に結びつく事があります。
離脱が多い場合は、1回目のデートなら、大まかに見てダメだったという事になりますから、直帰率が高い時とほぼ同じ対策で問題ありません。
2回目以降のデートでダメなら、細かい部分でBさんの事がダメだったという事になります。
どうせ、フラれているのですから、どこがダメだったのか聞いてみましょう。
ただ、商品詳細ページを見ているのか、それとも配送先を確認しているのかの見極めは、Bさん本人が出来るようにならないとダメです。
これが恋愛の一番難しいところでもあるのです。
3回目以降(配送先確認)でダメなら、よりBさんの細かい部分で気になった点が浮き彫りになっているはずですので、これも確認してみましょう。
まとめ
こうやって、何度もフラれている場合は、どこでダメになったのか明確にポイントを洗い出す事で、今後の対策が得られます。
Bさんがもし、ウェブ解析を知っていれば、もう彼女が出来ていたかもしれません。
つまり、ウェブ解析が最強の学問だからです。
*なお、このエントリーは一部脚色を行っております(笑)
- 作者: WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会,WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会カリキュラム委員会
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