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おかんでも解るネット広告の基礎の基礎

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最近、昼間と夜が逆転している鈴木です。

先日、こんな記事を見ました。

広告業界と無関係な僕がさっぱり理解できないアドテク用語を調べた。 | 三度の飯とエレクトロン

非常に解りやすい説明で、これは参考になるな~と思ったのですが、これはおかんでも解るのか?という事で、更に解りやすく初歩の初歩までまとめてみました。

純広告

インターネットが普及して来た時、人気の無いサイトが、人気のあるサイトに広告を出せば、人を呼べるかも!という事で、広告を出してもらうようにしました。

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こんな会話があったのかどうかは解りませんが、一番最初はこんなイメージで広告がサイトに掲載されるようになったと思います。

広告を載せたい企業は別にサイトを持っていなくても構いません。お店に来てね!という広告でも構わないわけなので。 この広告の事を、純広告(純広)と言います。 広告を載せる場所を持っているサイトを媒体社(媒体者)と言います。

広告を載せたい企業(もしくは個人)を、広告主と言います。 もちろん、もっといろんな契約が行われます。
代表的なものとして、広告のイラストやキャッチコピーはどっちが考えて作るのか?実際にどれくらいの人がその広告をクリックしてくれたのか、教えてくれるのか?等

テレビの場合は視聴率というもので、CM代が変動します。 インターネット(以降 ネット)の世界はクリック数やインプレッション数(どれだけ広告が表示されたか?)で広告の値段が変動します。
場所だけを貸していたつもりが、広告主がやはり、どれくらいの成果があったのか、知りたくなります。
テレビのCMの場合は、CMを見てどれくらいの数の人が購入してくれているのか?
厳密な数字は取れません。
ただし、ネットの場合は技術の進歩でどれくらいの人が広告をクリックしたのか、どれくらい表示されたのか?という事が解ります。
媒体社側は、どれだけ広告を表示させたか、どれだけクリックしたかのレポートを広告主に渡します。
一般的に広告主は、媒体社に広告の原稿を渡します(広告の原稿は他の会社に依頼して作成してもらっているかもしれません)。

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なので実際には上記のようになります。 ところが、ある日、こんな状況に

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まあ、これくらいなら手作業で管理できます。 しかし、こんな状況に

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こんな会話があったのかどうかは解りませんが3つの会社が入ってきた事で、サイト側は管理が面倒になってきます。
もし、ここでC社が同じように「1日おきで良いから5000円にして!」と言ってきたらどうでしょうか? C社の売上が減る分、そこにD社に営業をかけて更なる売上を目指したいところです。 でも、もう管理が非常に面倒です。 ここで現れたのが、アドサーバーです。

アドサーバー

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お金と領収書のやり取り以外は、全てアドサーバーというコンピューターで管理してしまう仕組みを構築しました。

今までは人の手で広告を貼り替えていましたが、自動で出来るようになり、企業側は広告を自分たちで変更出来るようになるというメリットもあります。

サイト側の「タグの設置」とは、コントロールするためのプログラムをサイト側に記載する事です。 しかし、このサイト運営者のように自分でアドサーバーを作ってしまえるほど資金力のある会社は多くありません。

アドサーバーはどんなに安くても作るのに数百万円します(サーバーそのものは、100万円以内でも組めますが、問題は管理費と通信費とランニングコストです)。

そこで現れたのがネットの広告代理店です。

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ここで、アドサーバーは更なる技術革新が行われます。 今まで本来、図に無くてはならない人が書かれていませんでした。 それは、閲覧者、つまりこれを見ているあなたです。 見ている人、つまり企業にとってはお客様になってくれる可能性のある人(見込み客と言います)が、サイト管理者にとってはユーザー(ファン)が抜けていますよね。

お客様・ユーザーを選んで配信出来る仕組みまで、この後登場してきます。 その1つが、クッキーです。

クッキー

サイトを見るためには、ブラウザを使います。

インターネットエクスプローラーや、FireFox、Google Chrome、Safariなんかが有名ですよね。

クッキーとは、サイト側(企業の)がブラウザを通して見ている人のコンピューターに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組みです。

これがあるので、会員IDやパスワードを入れるサイトでも、毎回入れなくてよくなっているサイトがあります。

クッキーは、ユーザーにも企業にもメリットがありますが、悪用する事も可能です。信頼出来るサイトのクッキー以外は削除してしまうのが良いでしょう。

クッキーを使って、広告表示回数の上限を設定したり、過去に見ていたサイトの情報から、興味のありそうな広告を配信したりと、見ている人に合わせた広告配信が出来る仕組みがドンドン発展していきました。それは今この瞬間でも発展しています。

代理店の登場=アドネットワーク

(ネットの広告)代理店の登場で、更に広告を配信する仕組みは発展、複雑化していきます。 それが、アドネットワークの登場です。

アドサーバーを持てないサイト側の代わりに、アドサーバーを構築して、ネットワークで企業とサイトを繋ぐ中間業者がアドネットワークを構築します。

ここで、アドとは、広告の事です。アドサーバー=広告用パソコン アドネットワーク=広告用パソコンのネットワークと思ってもらえば良いでしょう。

アドサーバーの発展形とも言えるアドネットワークは、複数の企業と媒体社を繋ぐ役割をするようになります。

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ここで、目をつけたのがあまり人気の無いサイトでも、集めれば人気サイトと同じだけ広告を配信する事が出来ると代理店は思いました。

また、あまり人気が無いサイトでも、サイトの内容が企業が求めているユーザーが多く集まるサイトになっていたら、見ているユーザーは少なくても、買ってくれるユーザーは多いかもしれません。

例えば、カメラを販売している会社にとって、人気のある化粧品の事を書いているブログよりも、あまり人気が無くてもカメラの事を書いているブログに広告を出せれれば買ってくれる可能性は高いですよね。

広告を10000回表示させて10人が買ってくれる化粧品のブログよりも、1000回表示させて11人が買ってくれるカメラのブログを選ぶ、という事です。

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これはAdsenseの仕組みの基本でもあり、アフィリエイトの基本にもなっています。

もちろん、上記は基本中の基本であり、更なる発展が今も行われています。

まとめ

  1. 純広告とは、広告を設置する場所のやり取りだけを単純に行っている事
  2. アドサーバーは広告の設置スペース(広告枠)を自動で管理してくれるもの
  3. クッキーとはブラウザに情報を登録しておくために生成されるもの
  4. 代理店の登場=アドネットワークの登場
  5. アドネットワークでAdsenseやアフィリエイトは成り立っている
  6. しかし、仕組みは更なる発展を続けている

 サイト作り

今、この記事を見て、説明用の図を書きたいけど、そんな技術が無い!
こういうのって、フォトショップとかイラストレータで作るんでしょ!と思ったあなた!
上記の説明の図(絵)は、エクセルで書いたものです。
エクセルで、説明用の図なら充分作れますよ。
ただ、画像に変換しますが、これもWindowsなら標準のアプリケーションで出来ます。
この時の注意点として、画像はJPEGではなく、PNGの方が何も手を加えないのなら綺麗に見えますので、PNGで保存して下さい。
JPEGだと、少し薄汚れた感じに見えてしまう事があります。

以上、おかんでも解るネット広告の基礎の基礎でした。
なお、おかんでも解るように本来の発展の仕方とは異なる説明にしています。
ご了承下さい。

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