最近、画像や文章の盗用について毎日どこかで書かれているように思います。
- さいたま市の予算で運用する地域ポータルサイトが大宮経済新聞の記事を丸パクリ!|すしぱくの楽しければいいのです。
- 私は怒ってる!ヒドい写真盗用に遭ったので経緯と対策をまとめてみた! | studio9
- SNSへの投稿、バイラルメディアの転載、著作権法的には何が問題? 鷹野凌氏と福井健策氏が講演 -INTERNET Watch
これは良い傾向だと思うのですが、それでも根本的な解決には繋がっていかないように感じる今日このごろ。根本的な解決がされるのは著作権が親告罪から非親告罪にならない限り無理でしょう。
もしくはもっと警察が真剣に動くようになるか、プロバイダ責任制限法がもっと柔軟にならないと無理なのかなと。
またライターへの報酬が安いからパクリが横行するという意見もありますが、実はそんなことは無いのかな~と最近思うようになりました。
そのことに関して書いていきます。
ライターへの報酬が低いという理由だけでは片付けられない
ライターへの報酬が低いから盗用を繰り返すライターがいると指摘されている記事がありました。
確かに1記事500円で盗用した画像や文章だけで書けば1時間で3記事くらい書けますから時給に換算したら1500円で6時間も行えば9000円、1ヶ月25日行えば225000円となりますので決して効率の悪い仕事では無いと思います。
こういう理由で行っている人が大半でしょう。
報酬が低いから盗用を繰り返すというのなら、逆に報酬を0にしてしまえば良いのでは?ということを書いている記事もありました。
では、報酬を0にしてしまえばパクリは無くなるのか?と言えばそんなことはありません。
報酬0でも承認欲求のためにパクる人はパクる
例えば、僕が今までプラス面で書いてきていた クックパッドの手がけるHoliday。
Holidayはバイラルメディアというよりはキュレーションメディアの部類に入ると思います。旅のコースをまとめていくということでは旅系のキュレーションメディアかと。
オープン当初から参加していたのですが、ここ最近あまりにもHolidayのレベルが落ちてきて、パクリメディア化してきたのでHolidayに投稿した記事は(削除出来ない記事を除いて)削除しました。
このHolidayですが記事をアップしても報酬はありません。
月に1度開かれるコンクールで入賞すればギフト券がもらえますが、実際にはそれくらいでしょう(あとはオフ会に呼んでもらってただで食べられることかな)。
オープン当初は自分の写真を使う人が多かったのですが、ここ最近は本当に出典名ばかりの写真が多くなってきており、更に出典名無しで盗用画像が使われているという状況にもなっています。
もちろん、出典名があってもパクリだという認識の画像がいくつもありますが。
そして出典名なしのパクリ画像を使っている記事にスタッフが良いですねとコメントしているのを見て、もう駄目だな・・・と思い決別することにしました。
でも、無償なのに何故記事をアップし続けるのか?
それは承認欲求のためかと。
承認欲求自体は別に悪いものだとは思いません。
というか僕自身もブログ書いているし、これも承認欲求の1つです。
しかし、この承認欲求を得るために悪い方向に進むのがパクリだと思います。
またライターになりたい!と思う承認欲求が高い人が無償でもいろんなところに記事を書く事で目に止まって誘われるために行うということもあるでしょう。
でも、そもそもパクった内容ばかりで編集者の目に止まってライターになんか成れる訳が無いんですけどね。なれても1記事多くて500円程度の報酬の泡沫ライターくらいじゃないのかなと。
以上です。
ご観覧、ありがとうございましたm(__)m