今日もまたパクリメディアについてです。
週末はパクリメディアで無断使用されている写真を探していて、パクっているサイトにTabimoというサイトがあったのですが、他のサイトはすぐに削除要請に応じているのに、このサイトのみ削除を全然する気配が無いため電話をしてみました。
すると驚いた事に引用だから問題ないと言われました。
でも、申請された場合は削除をしているとも。
これって、引用要件をまったく理解せずに実施している事がよく解ります。
引用要件を勘違いしているTabimo
このTabimoの編集という人と話したのですが、引用要件を満たしているから問題は無いという始末。
引用をするという事は、その記事に対してその画像が絶対不可欠であり且つ主従関係がはっきりとしている事が必要です。
でも、単にその宿の説明として使用するためだけに使われているので、別に僕の写真でなくても良いし、外観が解ってある程度の解像度がある画像なら何でも良かった訳です。実際にパクられた画像は下記のものです。
この画像の下に小さく 出典:iiyudane.com
と書かれており、リンクは間違えられて貼られていました。
自分で言うのもなんですが、普通に宿の外観の写真で上手くもなんとも無い写真です。普通に素人がコンデジで撮影した写真にしか見えないでしょう。この写真を撮ったのはもう7年くらい前かな?普通のコンデジで撮影しているので別にありきたりの画像ですし、珍しくも何ともありません。
でも、これがこの宿の外観の写真として使われているとすれば、それ以上別に何も発生しないと思いませんか?引用とか気にする人もあまりいないでしょう。
引用元を気にしない=主従関係はそこには存在しません。
だって、見ている人にしてみれば、宿の外観が解れば良いだけだから。
解れば良いだけの画像を転載禁止と記載してあるサイトから持ってくるというのはただのパクリです。引用でも何でもありません。
それが認められてしまえば、すべての画像はパクリ放題です。
それにその宿を紹介するのであれば、別に取材にいって写真を掲載すれば良いだけ。引用の必要性なんてありません。取材に行くと経費がかかるからパクっているだけ。
それに合法だというのなら、なぜ各パクリメディアは申請するとすぐに削除をするのでしょうか?
このTabimoに関しては著作権のリテラシーがカケラもないという事がよく解りました。素直にすぐに対応すると言って謝罪してくれればそれで終わらせるつもりでしたが、かなり言い合いになりました。
Tabimoの言い分ならばネット上にあるすべての画像は引用元を書いて主従関係を明確にすればいくらでも転載はOKという事になります(Tabimoの言う主従関係も曖昧でしたが)
販売されている写真でも、Tabimoの言い分なら使っても良い事になります。
でも、そもそも主従関係がアイキャッチで成り立つのか?という事です。
パクリメディアを見ている人の内恐らく多くの人はその掲載されている画像を見ているだけで、その画像を誰が撮ったのかなんて気にもしないのではないでしょうか?
そこに主従関係は存在しません。
つまり、漫画でも全ページのパクリでも出典名を記載して説明として使っているのなら、すべてパクリOKと言っている訳です。主従関係があれば・・とか言ってましたが、漫画が仮に全文画像として掲載されていたら、そこに主従関係なんて関係なく見てしまう人の方が多いと思いませんか?
実際に上記の写真でなくても下記の写真でも特に影響しないでしょう。
逆に僕はこの写真の方が綺麗だし、外観もよく解って良い写真だと思います。
別にどの画像に切り替わっても良いような写真を使う場合、引用する必要性は無いんですよね。
なお、上記の写真はじゃらんネットのアフィリエイトをしている場合は「じゃらんネット提供」と書く事で転載は許可されています。
Tabimoは、引用要件を満たしていてそれを削除するのだから、感謝しろよという感じで最初は対応されて本当に頭にきました。
実際には、「引用要件も満たしていますが削除要請を受けた場合は削除する方針にしております。」
と言われたのですが、この言い方にさすがに頭にきましたよ。
こちらは掲載してやっていて、引用要件も満たしていて法律的にも問題ないのに、削除してやるからよ、という感じが伝わってきました。
自分が悪い事をしているという認識が無いものだから、人が話しているのに被せて話してくる事数知れず。
でも弁護士に確認すると言われる
最終的に引用要件を満たしていない事は認めませんでした。そして法律的に本当に合法なのか?と確認したところ、弁護士に確認して回答をすると言われました。
なんで、自分で問題ないと言っておきながら突っ込まれると正式な回答は弁護士に確認してからとなるのでしょうか?
つまり自身が無いわけですし、元々パクっても適当にいつか削除すれば良いと思っていただけ。
そこに理念も何もありません。
危機管理も無い会社
著作権に関して曖昧な知識しか無い人しかいないので、危機管理も出来ていない会社だということがよく解りました。
他のパクリメディアは本当に削除が速いですよ。営業日であれば遅くても15時くらいまでには前日までに受信した分は削除しています。
それだけ危機管理が出来ているという事になりますが、ここは本当に危機管理が出来ていませんでした。
現在、パクリ記事はリダイレクト処理される
電話で話した際に、内容的には決裂で終わりその代わりにその記事は証拠のために残すように言ってTabimo側も了解したのですが、今現在はその記事を見ようとするとリダイレクトされてトップページに行くようになっており見る事が出来ません。
これで余計に不信感が募りました。
何も法的にやましい事が無いのなら、そんな事をする必要性は無いのに。
やましい事が無いのなら、何で堂々と記事をそのままにしておかないのか、Tabimoさんはどういうつもりなのか教えて欲しいものです。
個人的な画像の転載について
画像の転載について、別に僕はきちんと確認をして許可をとってもらう分には別に何とも思っていませんでした。でも、無断で商用利用されまくって利益を得ているのに許可も何も取らない、そしてパクリメディアによっては出典元をごまかす始末。
それが許せないだけです。
RETRIPのこのライターの作った記事は本当に酷い。
出典:GOOGLE.CO.JPが滅茶苦茶多い。
引用要件を満たしていませんからね。
RETRIPには連絡をしましたが、
いつもRETRIPをご利用いただき、誠にありがとうございます。
RETRIP管理部でございます。
お問い合せいただいた件に関しまして、下記ご回答申し上げます。
以下のご指摘いただいた記事内コンテンツに関しまして、確認のうえ出典表記については原著作より入れていただくよう、該当ユーザーに通知いたしました。
https://retrip.jp/articles/1322/
権利関係に関しまして、RETRIPでは他者の権利を侵害する行為が発生せぬよう、利用規約などを通じ、強く注意喚起しております。
一方で、単に注意を呼びかけるだけでなく、今後ユーザーさま、権利者さまがより安心してサービスをご利用いただけるよう、API取得先、コンテンツ提携先の拡充など、サービスをより一層強化していく計画で開発を進めております。
他にもご不明な点などございましたら、以下のフォームよりお問い合わせいただけますと幸いです。
https://retrip.jp/contact/report/
という状態でまだ放置されています。
追記 2015年2月24日 12時50分
を見てみたら、記事がすべて削除(非公開設定?)されていました。
RETRIP側がしたのか、それともライターが行ったのか解りませんが、やはりネットに書かれる事は嫌うみたいですね。
また、RETRIP内でGOOGLE.CO.JPが出典となっている記事が大量に削除(非公開?)となっていますが、まだまだありますよ。
site:https://retrip.jp/ 出典 GOOGLE.CO.JP - Google 検索
site:https://retrip.jp/ 出典 4travel - Google 検索
site:https://retrip.jp/ 出典 cdn-ak.f.st-hatena - Google 検索
ここに出てくる記事も一旦 非表示にした方が良いのではないでしょうか?RETRIPさん。
はてなブロガーでパクられている可能性のある方も大勢いますよ。
出典で画像に直接リンクしていたら、意味無いですよね?
個人でも動けばパクリメディアに一矢報いる事が出来る事が解りました。
でも、最終的にはパクリメディアの違法記事全削除を目指しています(あくまで違法なもののみ。適法なものまでは行うつもりはありません)
追記以上
RETRIPを褒めている人って、パクリ推奨な人って思えてきました。
まじで、RETRIPに関しては集団訴訟した方が良いんじゃないの?って思えてきました。
本当に著作権に関して問題を感じているのならRETRIPはこのパクラーの記事を1度全部非表示にすべきなのに。
また、RETRIPには4travelからのパクリも多いので4travelに確認しましたところ、下記の返答をいただきました。きちんと答えてくれるところで好感があり、無償でも4travelに旅行記を書こうかと思いました。
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
こちらは、フォートラベル 運営事務局でございます。
お問い合わせいただきました件につきまして、
現在、RETRIP様に対し弊社サイトの情報を使用することを
許可しておりません。
当該内容に関して弊社にて詳細を確認し、然るべき対応をさせていただきます。
つまり、RETRIPで使われている4travelが出典となっている画像はパクリという事です。
以上です。
ご観覧、ありがとうございましたm(__)m