クックパッド新サービス【Holiday】 プロジェクトリーダー 友巻 憲史郎さんへのインタビュー!
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
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なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
遅くなりましたが、9月12日にクックパッドの新サービス「Holiday」にインタビューに行ってきたので、そのインタビューを掲載します。
クックパッド本社移転前日
クックパッド本社さんへお伺いしたのは、クックパッドさんの本社が移転する前日の忙しい時。
こんな忙しい時に対応していただき、本当にありがとうございました。
僕の担当の方は、谷さんという女性の方ですが、今回インタビューさせて頂いたのは、クックパッド株式会社 Holiday事業室 プロジェクトリーダー 友巻 憲史郎さんです。
イケメンですね。
インタビュー開始
敬称は省略させて頂きます。
鈴木「それではよろしくお願いします。」
友巻「本日はありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします。」
鈴木「まず、ありきたりの質問ですが、このサービスをなぜ作ろうとしたか、またその狙い、目的は?」
作ろうと至った経緯と目的
友巻「学生の頃はサッカーばかりをしていていろんな所に行った事が無かったというのが原体験としてあって、世の中には楽しい事がいっぱいあって雑誌とか見るとワクワクするんですけど、いざどこか行こうかと考えた時に僕みたいな人間はどこに行って良いか解らなかったし、休日あんまりワクワクしなかったんですよ。
そこで、ウェブサービスを作る上で自分が本当にあって良かったというものを作りたかったというのがありました。休日を楽しめるという。
どうしてもウェブのサービスとかネットの上だけで盛り上がるものが多いとその時思っていてんですね。
そこでウェブサービスなんだけど、リアルでの人の生活が豊かになるものが作れたら良いなと思い、学生の頃に休日というコンセプトのウェブサービスを作り始めたというのが元々のきっかけです。」
鈴木「他の記事を読ませてもらったのですが、最初はアクティビティの予約サイトを作られたんですよね」
友巻「そうです、体験というところからスタートして半年から1年くらいの間にもっと視点をあげて体験って休日の選択肢の一つだよねと結論になって、休日というところからサービスをもう1度作り直す事にしました」
鈴木「どんな人に使ってもらう、どんなシーンで使ってもらう、という想定しているものはありますか?」
友巻「投稿してくれる方って休日を本当に楽しんでいてブログやSNSに沢山発信されているんですよね、そういう方に素敵なプランを楽しく投稿して頂ければ良いなと思っていますし、今はそれ以外の事を考えていなくて、いろんなサイトやブログがある中で僕達のサービスを選んで下さったり、使ってみようと思ってくれた方に対して、使って良かったな、もっと使いたいな、楽しいなという気持ちになってくれる事が物凄く大切だと思っているので、そこに専念をしているカタチです。」
競合他者、バイラルメディアに関して
鈴木「他の例えばDeNAのガイドブックスや旅関係のバイラルメディアが最近活発ですが、そういうものを意識している部分はありますか?」
友巻「当然、存じているというかチェックをしてこういうサービスがあるんだな~という認識ぐらいはあるんですけど、正直格好つけている訳ではなく、まったく意識はしていないです。
本当に目指しているところとか作りたい価値というのは違っているのかな?と思っていて、投稿型というところだけを見ても、そうでないサービスというのは非常に多いです。
僕らは敢えてブログ記事という形にしていないというのもあったり、どこかを参考にしたりライバルと思ってはいなくて、ライバルのサイトがどうこうというよりも先ほど言った通り、投稿してくださる方にとって楽しいものでないと駄目だし、他のサイトと比べてではなくて圧倒的に価値のあるものであり、楽しいものでなければいけないので、とにかく何が出来るんだろうという事を考えている感じなので特に意識はしていないです。」
マネタイズについて
鈴木「マネタイズ、例えば広告の配信や旅行サイトとの連携等、今後のマネタイズの方向性というのは考えていますか?」
友巻「当然、マネタイズはしないと事業として成立しませんので考えてはいますが、具体的な内容というのはまだ言える段階では無いです。
とにかくユーザーの方に価値を提供出来ていないと、そして5年10年使ってもらえるようなものになっていないと一時的に儲かって終わるとか、そういう事では意味が無い思っているので、少なくとも直近1年は投稿してもらえる方に対して集中していきたいと考えています。」
オフ会
この日、インタビューの後に僕も参加したオフ会が開催されています。
このオフ会は、Holidayが正式リリース前に、Holidayのスタッフの方が個人ブログ等を見て、投稿してもらいたいと思った方に声をかけて実際に投稿したユーザーを中心にHoliday主催で行われたオフ会となっています。
鈴木「今回、投稿をしてくれているユーザーを集めてオフ会をされる訳ですがどんな目的があってでしょうか?」
友巻「元々ユーザーの方、お出かけが大好きな方にオフィスに来て頂いて実際にお話を聞かせてもらったりしたいとはずっと思っていたんですね。
それはやっぱり自分たちだけで議論をして、こうあるべきだ!と結論づけて行動していても、中々良いものというのは作れないという事は物凄く痛感していて、やはり投稿してくださる方の意見を真摯に受け止めながらサービスを作らないとダメだと思っていました。
なので、僕達自身、ユーザーの方との接点というのは凄く凄く貴重なものだし大事なものだと思っています。特に何も無い、僕らのサービスが誰にも見られない、形にもなっていない時期から使って下さったユーザーの方に関しては凄く凄く感謝していますし、これからもHolidayを使っていて良かったなと思って居続けてもらいたいという思いは凄くあるので、そういう方にとって何か出来ないかと凄く考えてその中のカタチの1つがオフ会としてあります。今のところ凄く喜んで下さっているのでこちらとしても嬉しく感じています。
あとは、お出かけのサービスなので本当の価値というのはそれを使ったり見たりして、また出かけたいな!と、オフラインで出かけたいと思ってくれるところが本当の価値だと思っているので、Holidayを使っている人同士がリアルの場でもあって、お互いの好きな場所とかプランとかを見せ合って、じゃあこんな良いところもあるよとか今度ここに一緒に行きませんか?という話に繋がれば、それは僕らが提供したい価値の1つでもあると思っているので、今のところオフ会というのは僕らにとっても来てくださる方にとっても素敵なものなんじゃないのかな?と感じています」
鈴木「では今後も継続的に行っていくという事ですね」
友巻「はい、そうですね! 継続して行っていく予定です」
意地悪な質問
鈴木「少し意地悪な質問なのですが、プレスリリースの記事に対して、こういうユーザーを搾取するサービスはやめろ!という意見も一部あった訳ですが、投稿者に対して何か還元していく事とかも考えていますか?」
友巻「そのコメントを読んでいないので、どういう流れで搾取という言葉が出たのでしょうか?」
鈴木「いわゆるユーザーにただで書かせるメディアとかいい加減やめろよというニュアンスですね」
友巻「もちろん、いろんなモチベーションの持たせ方というのがあると思っていて、金銭的なフィードバックがあるなど、いろんなカタチがあるとは思います。
しかし、僕らはお金が惜しいからそういうカタチを取らないという考え方ではなく、何かそこでお金を、金銭的なフィードバックを返すというカタチにしていまうと仕事になってしまう、例えば1000円もらえるから1つのプランを出すという事も凄くあり得ると思っています。
現にクックパッドという会社はそういうものを凄く見てきた会社で、他社のサービスなどで金銭を返すというサービスも過去にはいくつかあった訳ですが、やはりクックパッドは最後までレシピを投稿してそれが多くの人に見てもらえて、つくれぽが届いて、それが本当に嬉しいという人達が沢山集まって下さいましたし、今もそれがある種、やりがい、生きがいになって使い続けてくれている人達を僕達は幸せな事に中から見せて頂いています。
当然、タダで書かせてという意見、そう思われる方も少なからずいるっていうのは自覚しているんですけど、僕らはお金のためではなく本当に誰かのためになっていたり、誰かからコメントが1つついたり、お気に入りがついたり喜んでもらえたりという事に対して、価値を感じてくださる方というのが沢山いると思っていますし、逆に言えばそういう価値を提供出来ていなければ、ユーザーは離れていくと思います。
当然キレイ事のように聞こえる側面もあるかと思いますが、そういう価値が提供出来なくなった時点で僕らの存在意義が無くなるというか、そういう危機感をもちろん持ちながら、サービスを作っています。」
ここでしばし雑談タイム。
友巻さんは現在24歳、新卒という事でHolidayのメインスタッフ5名も全員新卒という事を聞かせてもらいました。
平均年齢は23~24歳という事で非常に若いチームとなっています。
クックパッドという会社
鈴木「クックパッドさん自体は、今後新卒の方にもこういうチャレンジ出来る場を与えていく企業と考えても良いわけですかね?」
友巻「新卒というよりも本当に心の底からやりたい、こういうサービスを作りたい!そういう熱量のある人にたいして事業を任せる会社だと思っています。
クックパッドの創業者は、心の底からずっと料理・レシピサービスがあれば絶対に良いと信じ続けて十何年もやり続けた人間なので、そういう情熱のある人間が必ず事業を成功させると信じているので、そこにある意味、年齢は問いませんというところがあって、情熱のある新卒に是非チャレンジして下さいという事で機会をくれたのでは?と僕は解釈をしています」
クックパッドとの連携
鈴木「お出かけと言えば自分でお弁当を作って持っていく人もいるじゃないですか、そういう意味も意味も含めて今後、クックパッド側と連携をするとか考えていますか?」
友巻「ほとんど考えてないです。
僕の個人的な見解なんですけど、元々の本体に頼ったり、本体にこういうメリットがあるよねって考えだすとどうしても軸がぶれやすいというか、楽な方に寄せてしまうというか。
でもそれはあまりしたくないし、するつもりも無いんです。やはり自力で見てもらって使ってもらえるサービスにならないと本当に価値あるものだと胸を張って言えないと思うので。
自力で頑張りなさいとも言われていますし、自分たちもそう思っています」
鈴木「なるほど、でも将来的に対等の立場になって且つユーザーの要望があれば、連携も行う可能性は十分にあるという事ですね」
友巻「それは、ユーザーが望んでくれれば当然行う可能性はあります」
今後の目標・抱負
友巻「やはりやる以上は多くの方に使ってもらえるサービスにしたいと思っています。
スパンにもよりますが、お出かけしない人なんてほとんどいないですし、今までしなかった人もして、絶対に幸せを感じるポイントではあると思うんですね。
知らないものに出会ったりとか知らないところにいったりとか。なので、多くの人を動かせるようなサービスにしたいという思いはあります。
クックパッドの中にいて、クックパッドを見ている以上、これをこえてやる!と意気込みは当然強く持っています。」
鈴木「なるほど、解りました。今回はインタビューに応じて頂き、ありがとうございました」
友巻「こちらこそ、ありがとうございました」
インタビューを受けた感想
友巻さんと話していて、本当に熱意ある人だと感じました。
何よりもHolidayを育てていってくれる投稿者とユーザーを大切に考えているという事がよく解ったインタビューとなりました。
僕自身もHolidayには比較的初期の頃に声をかけて頂き、投稿をしています。
そして、お気に入り登録(Facebookの「いいね」に似た感じですかね)をしてくれたり、コメントがついたりすると本当に嬉しく思い、また投稿をしよう!と。
僕の知っているブロガーの方も何人か投稿をされています。
是非とも一度、Holidayを見て下さいね。特に僕のを(笑)
そして、お気に入り登録をしてくれればとても喜びますので(笑)
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以上です。
ご清聴、ありがとうございました。
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