リライトは長文にするだけでは無い。文字数を削ってロングテールを排除しよう。
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
ブログはWordPressにて継続しているので、よければ是非訪れてください。
なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
最近、長文化を推奨する記事が多いのですが本当に長文って良いと思いますか?
ちょっとテストをしてみたので今回はそのテストの結果と長文が決して良い訳ではない理由を書いておきます。
リライトの時に文字数を削ったらどうなるか?
リライトの時に追記が一般的ですが、逆に文字数を削ったらどうなるか?
試してみました。
試した記事は3つです(実際には10記事くらい試しています)。
- 「はてなブログ アクセスアップ」でGoogle1位の記事
- 「大谷資料館」で4位の記事
- 「モルモルモルモル」で1位の記事
はい、最後のは半分冗談です。
7月12日の深夜(ほぼ13日)に文字数を減らすリライトを実施しています。
1つ目:1000文字を削る
実際に文字数を削ったのは上記の記事です。
「はてなブログ アクセスアップ」でGoogleの検索結果で現在1位です(2016年7月19日現在)。
月間の検索ボリュームは平均170と決して多くは無いキーワードですがいろいろなはてなブロガーが書いているので競合だけは多いキーワードだと思います。
文字数5524文字から4468文字に減らしました。1056文字を減らしたことになります。
2つ目:約400文字を削る
文章を削ったのは上記の記事。
「大谷資料館」で現在、Googleの検索結果で4位です。
「大谷資料館」の月間検索ボリュームは14800くらいなのでビッグとは言えないけどミドルキーワードくらいの位置のものです。
3325文字から2831文字まで減らしました。394文字を減らしたことになります。
3つ目:無意味に文字数を削る
上記の記事も文字数を減らしました。
「モルモルモルモル」で現在、Googleの検索結果で1位です。
「モルモルモルモル」の月間検索ボリュームは1億3千万くらいなのでビッグキーワード Googleキーワードプランナーでは計測出来ませんがGoogle Analyticsを見ると月に1件か2件くらい検索されています(笑)
308文字から214文字へ。
文字数を減らした結果
なお文字数を減らした直後に3記事ともサーチコンソールの「Fetch as Google」で再クロールを依頼しています。
そして結果はどうなったかと言えば下記の通り(GRCの画面)
記事の文字数を減らしたのは7月12日(ほぼ13日)ですが1週間経過した今でも順位に変更はありません。
もちろんリライトの効果というのは1日くらいで出てくることもありますが1~2ヶ月かかることもありますし、他の要因にも影響を受けるので絶対ではありません。
でも1週間は順位が変動していないことを考えると文字数って絶対的な要素では無いというように思いませんか?
実際には上記の3記事だけではなく10記事文字数を減らして検証をしましたが、順位が低下したものは10個中1個のみ。それも15位が17位になっただけで誤差の範囲ですし、他のことが起因している可能性もかなり高いと言えます。
残りの6記事(今回の3記事+順位の下がった1記事の合計4記事を10記事から引いた数)は、同じ検索順位か少し上昇しています。
なお、今回文字数を減らした記事の順位変動はこれからもチェックしていくので何か変化があればまた更新していきます。
ロングテールキーワードを取り除く
今回、文字数を減らす時に意識したことはいくつかあるのですがそのうちの1つが
ロングテールキーワードの排除
です。
厳密には狙っていないキーワードの排除です。
ブログで長文を勧めている人の記事を読むと本来のロングテールではなく、偶然の産物であるキーワードの組み合わせのことをロングテールって言っていることが多いと思うんですね。
いわゆる狙っていないけど、たまたまタイトルや本文に含まれたキーワードの組み合わせで偶然的に検索結果の上位に来てしまい検索流入が発生する状態。
ロングテールのキーワードについてはここでは説明しませんが下記の記事が参考になります。
だから今回使っている「ロングテールキーワード」という意味は本来のロングテールキーワードという意味と比べると間違っていますが分かりやすくするために使っています。
今回文字数を減らした意図はこちらが全く意図していないキーワードの組み合わせで検索流入で発生しているキーワードの排除です。
でも偶然でも良いからPVが増えれば良いんじゃないの?って思うかもしれませんが、そうでも無いと僕は考えています。
理由は単純で直帰率が高くなって更にサイト滞在時間も少なくなり結果としてSEO上悪いからです。
(なお、このブログは別にSEOとか全く気にしてないのでどうでも良いのですが、テストのために今回行っています)
直帰率が高い(検索結果に戻る)場合やサイト滞在時間が短い場合、SEOに悪影響を与えると言われています。
こちらが全く意図していないキーワードで検索流入から来た場合、恐らく満足することを書いてないので直帰率は高くなるしサイト滞在時間も短くなると思うので、SEO的に考えて悪影響を与えるとのでは?と思って、意図しないキーワードを削除した訳です。
元々、偶然の産物で出来たキーワードの組み合わせはGoogleが困ったからとりあえずそのキーワードを含んでいる記事を出している場合が多々あります。
だから狙っているキーワードや元々狙っているロングテールのキーワード以外のキーワードに関することは削除してもGoogleの検索結果に影響しない、むしろ改善すると判断した結果、文字数を減らすという行為に出たことになります。
いたずらに文字数を増やして偶然の産物であるキーワードの組み合わせでいくらPV数を増やしても後々、悪影響を与えていくので本来狙っているキーワード以外でそれなりの検索流入が発生してしまった場合は、狙っているキーワードに影響しない範囲で変な流入になってしまっているキーワードを削除する方向が実は良いのではないか?と思います。
でも削除したキーワードの組み合わせでアイデアが浮かんで、削除したキーワードの組み合わせで検索する人の意図はこうじゃないのかな?と考えて新たに記事を書けばGoogle等の検索結果の1位は簡単に取れます。検索ボリュームは小さいものの読んでくれた方の解決に繋がればブログのファンになってくれるかもしれませんし、アフィリエイトサイトならコンバージョンに結びつくことも考えられます。
これ、実はかなり僕の場合役立っています。
読みやすさとダブリ
また文字数を削除した時に意識した他のことは
- 読みやすさ
- 同じ内容(ダブリ)の削除
です。
長文にすることを意識してしまうと同じことを書いてしまったり読みにくい文章になってしまっていることって結構あるんですね。
よく言われる黒の部分を減らすということ。
文字だらけになるとそれだけで読みたくないと思う人はいます。
だから途中に図や写真、表を入れて読みやすくしたりすることも大切です。その結果として文字数を減らしても別に検索結果に影響しないと僕は思っています。
またダブっていることを削除しても検索順位には影響しないと思います。
もちろん絶対ではなく僕の私見ですので反論もあるかもしれません。
でも読む人のことを考えれば読むこと自体が負担になっていることもあるので、文章って短い方が良いことも多々あると思うんですね。
以上です。
他にも書きたいことあったけど、それはまた別の機会に。
© 2015 suzukidesu, ALL RIGHTS RESERVED.
文章並びに画像等、すべての著作物の盗用&不正利用・転載を禁止します。特にまとめサイト(NAVER・RETRIP等)での使用を固く禁止します。また、無断で使用した場合は使用料を請求いたします。詳しくはこちらのエントリーをお読み下さい。