低山登山を舐めるとかなり危険。道具は1度揃えてもずっとは使えないこともあるよ。
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最近ホッテントリしていたので読んだ記事。
初心者でも大丈夫!山を純粋に楽しめる、低山登山のススメ - あんこの中身
これで大丈夫!一度揃えればずっと使える、低山登山に必要なアイテム5選 - あんこの中身
上記の記事を読んで思ったのが
「低山登山を舐めてると死ぬこともあるけど、大丈夫かな?」
でした。
上記の記事を読んで勘違いしてしまう人がいるのでは?と思い老婆心ながら書かせてもらいます。
標高だけで考えずにルートで考えるべき
まず登山をする際は、標高も重要ですがそれ以上に初心者用のルートかどうかを考えることが重要です。
低くても難しい山もあれば高くても比較的簡単に登れる山もあります。
もちろん、標高が高くなれば危険性も増しますし、人によっては2000m以上で高山病の症状が出る場合もあります。
反面、高山病の心配が無い人であれば夏山なら低い山よりも高い山の方が楽に安全に登れることもあります。
また山頂までのアプローチの長さや標高差も重要です。
例えば1000mの山でも山頂までのアプローチの長さが5kmや6kmとなれば大変です。
2000mの山でもアプローチが1~2kmだったら別に大変ではありません。
また仮に2000mの山でも出発点が1500mで標高差が500mしか無い場合と1000mでも出発点が200mで標高差が800mある場合ではどちらが大変なのか解ると思います。
つまり
- 初心者用のルートかどうか(安全性・水飲み場も含めて)
- 山頂までのアプローチの長さはどうか
- 標高差はどれぐらいか
この3つを考えないと初心者でも大丈夫かどうかなんて山の高さだけでは言えません。他にも考えないといけないことはありますが、最低限この3つは抑えておくべきでしょう。
低山でも最低限の装備は初心者の場合はすべき
低山だからと装備を軽めにするのは危険です。最近は確かに装備を軽くして一気に登って降りてくるというのが流行っていますが、それはある程度山に慣れた人向けのこと。初心者であればそれなりの装備は必要です。
軽装で出来ると言い切ってしまうあたり、かなり危険な気がしました。
元記事に書かれていないもので必須なのが、雨具(レインウェア)と緊急用の医療品です。
天気が良くてもここ数年で流行っているゲリラ豪雨が発生する可能性もあります。
そうなった時に山で怖いのは身体が冷えて体力が急激に奪われることです。
レインウエアは濡れるのを防ぐだけではなく体温の維持にも役立ちます。1時間くらいで往復出来るのなら良いのですが4~5時間かけるのなら念の為に雨具は持っていくことをお薦めします。
また山にはいろいろな虫がいます。スズメバチとか危険な虫もいますし転んで怪我をする可能性もあります。最低限の処置は出来る薬等は持っていった方が良いでしょう。僕が一番懲りたのはヤマヒルですけどね(^_^;)
もっともある程度山を知っている人だと山の危険性を把握しているので初心者以上に装備はきちんと行うのですが。
道具は1度揃えてもずっとは使えない
登山道具は1度揃えればずっと使えると元記事には書いてありましたが、そんなことはありません。
特に登山靴やトレッキングシューズはソールが劣化したり割れたりするので買い替えやソールの張替えが必要です。
またリュックにしても撥水性は落ちてくるので使用頻度によっては買い替えた方が良い場合もあります。
雨具も物にもよりますがやはり長く使っていると撥水性は失われていきます。
初心者はソロでは登らない
最後に、初心者はソロ(一人)では登らないことをお薦めします。
僕も最初の頃はかなりの熟練者と一緒に登りいろいろと教えてもらいました。
それでも慣れてきた頃に大きなミスをしたことがあります。
低いから、時間が短いから、天気が良いからと過信することなく登山の危険性をきちんと考えた上で登って下さいね。
以上です。
ご観覧、ありがとうございましたm(__)m
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