鈴木です。別館

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グーグルアナリティクスで、コホート分析をやってみた【初心者用に解説プラス】

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2015年1月28日更新

昨日のエントリーが、過去最大でバズって、おっかなびっくりの鈴木です。

来て頂いた方、またいつも来て頂けている方、本当にありがとうございますm(__)m

500以上のはてブって、都市伝説みたいなものだと思っていました(^^;

 

Googleアナリティクスのコホート分析で、特定条件ユーザーの行動変化や定着率を把握する | 真摯のブログ
真摯のブログ ~コホート分析~

最近参考にさせて頂いている「真摯のブログ」さんにあった、コホート分析をやってみました。

 ただ、初心者だとこの解説だと少し手間取るかな?と思ったので、少し解説をプラスしてみます。

コホート分析については、真摯のブログさんのエントリーを参考にして下さい。

 コホート分析とは

コホートとは、ある特定の条件や属性をもった集団(ユーザーグループ)のことで、コホート分析は、時間の経過に伴いそのコホートの行動がどのように変化す るかを分析するものです。もともと人口統計学の領域で用いられていたようですが、最近ではWebサービスやアプリのスタートアップ界隈にて、会員ユーザー の維持率や継続率を把握するのに注目を集めている感があります。いわばリテンション分析の一つです。

*真摯のブログ より

 との事です。

今回行ったのは、例えば1月に来てくれた方は2月には何人来てくれて、3月には何人きてくれて・・・と追っていくものです。1月に来てくれた人は5月には何パーセント来てくれているか?と追っていくものです。

初心者用に少しだけ、説明を加えます。

セグメントの作り方

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これで、セグメントを作る事は問題なく出来ると思います。

レポート画面での設定

実際に作ったセグメントでどうやって結果を見るか?という事を説明します。

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あとは、真摯のブログさんで書いてある通りです。

コホート分析の結果

で、鈴木のこのブログの結果は下記の通り。自分で言うのも何ですが、本当に弱小ブログです(/_;)

ここのところ、たまたま連続してバズっているので、それなりにPVやUUはおかげ様で増えていますが、本当に弱小です。
恥ずかしくて、お見せ出来ないようなデータですが、アップします。

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うわ、恥ずかしい・・・・(;´д`)トホホ…

最初の頃は、同期ブログの方が来てくれており、そのまま定着率は非常に良いのですが、バズるようになってからは、やはり定着率が悪くなっています。

つまり、再び来てもらえるような仕掛けがブログでも必要という事になりますね。

すぐには思い浮かびませんが(^^;

何か良い仕掛けがあれば、コメントでもはてブコメントでも良いのでお教え下さいm(__)m

コホート分析の注意点

UUとよく言いますが、UUは、ユニークユーザーの略ですけど厳密にはユニークユーザーでは無いという事を理解していないといけません。

厳密には、UBと言うべきだと思っています。

UB=ユニークブラウザ です。

例えば、パソコンとスマフォでこのサイトを見てくれる方が居た場合、UUは1では無く、2になります。

またパソコンでも、同じ方が「IE」と「FireFox」とか、2つのブラウザで見ていてもUUは2になります。UUはブラウザ単位で数えられます。
または、クッキーを削除されるとまた新規UUとなります。

なので、コホート分析でも途中でブラウザを変更したとか、パソコンを変えたとか、ゴールデンウィーク中は、スマフォのみで閲覧していたとか、そんな事があるので、正確な数字では無いという事です。
こんな弱小ブログの場合、UUが少ないので、正確なデータにはなりません。
もちろん、アクセス解析ツールは、傾向を捉えるものなので、100%正確なデータは収集出来ませんが、9割以上の精度で概ねデータは収集出来ます。しかし、元となるデータ数が少ないと、精度がもっと悪くなるものです。

おそらく1月のデータは、精度で言えば50%も無いと思います。

何で 真摯ブログさんか?

最近、グーグルアナリティクスの勉強は、この本で行っています。

Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

 

 この著者の方が、株式会社真摯の代表の方だったので、真摯のブログさんを見るようになった次第です。

この本はグーグルアナリティクスを初めて学ぶ方には、少し難しいと思いますので、あまりお薦めはしませんが、ある程度グーグルアナリティクスを覚えた方には非常に参考になるグーグルアナリティクスの解説書になると思います。

コホート分析を行うべき対象

コホート分析はブログの場合は、常連の方がどれぐらいいるかの目安を知る事が出来ます。

でも、本来はコマースサイトが行うべき分析です。

定着度を把握する上で、新規かリピーターかだけの単純な分析ではなく、更にセグメントに各チャネル(オーガニック検索からとか、リスティング広告からとか)を足して、どのチャネルからが定着率が良いのか?と調べるのも効果的ですし、オーガニック検索で、どのキーワードの定着率が良いとか調べる事も出来ます。

LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)の前提条件を確認する際にも良い分析方法ですね。

以上、実際にコホート分析をやってみた でした。

2015年1月28日更新 グーグルアナリティクスにコホート分析機能が搭載

すっかり見落としていましたが、Google Analyticsに標準でコホート分析が見られるようになっていましたね。まだベータ版なので消える可能性も0ではありませんが、恐らくは残るのかな?と思います。

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ユーザーの項目の中に「コホート分析 ベータ版」が出来ています。どうも1月15日くらいから出来ていたようです。

コホート分析は、基本的にはEC等で行うもので、個人ブログでは正直あまり意味が無いように思います。

またGoogle Analyticsのコホート分析は月・週・日で選択出来るのですが、月が3ヶ月しか無いのでロングテールの商品を扱っているところでは使えないと思いました。

ロングテールの商品を扱っているコマースサイトは上記で説明している方法(若干UIが変更になっていますが)で月単位で1年くらいで出した方が良いでしょう。

せめて季節毎に来てくれているどうか6ヶ月は欲しいところですよね。

コマースサイトでも、ネットスーパーのような頻度が高いものを見るときには便利なツールとなっているのではないでしょうか?

より実用的なコホート分析については下記の記事を参考にして下さい。

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