昨日、ちょっとツイッターをしてたら、こんなリプライが。
@ishoubomb @is2634 @suzukidesu_com 教えて、鈴木さん!!!
— りょう (@ogataryo) 2014, 9月 26
な、何を教えれば良いんだ!!!
@suzukidesu_com @ishoubomb @is2634 新規セッション率とはなんぞや?
— りょう (@ogataryo) 2014, 9月 26
凡夫のやろ~、呼び捨てにしてやがる・・・・w
という事で、簡単に説明をしましたが、もう1度新規セッション率について説明と考え方について少し書いてみます。
グーグルアナリティクスの新規セッション率
グーグルアナリティクスにログインして、サイトの情報を見ようとすると最初に出てくる画面が、ユーザーサマリですよね。
そのユーザーサマリに記載されているのが、新規セッション率です。
このブログでは無い別のブログのユーザーサマリ画面をキャプチャしてきました。
新規セッション率は、72.08%となっています。
この数字が良いのか悪いのかと言えば、僕は上記数値のブログの目的からするともう少し高い方が良いと思っています。
その前に新規セッション率について説明します。
新規セッション率
新規セッション率に関しては、第2回第3回で記載しています。
簡単に説明すれば、新規で訪問した人のセッションを総セッション数で割ったものです。この数字が大きければ大きいほどリピーターが少ないと言えます。
逆にこの数字が少なければ少ないほどリピーターが多いと言えます。
ただし、気をつけないといけないのが、Aさんが初めてブログにやってきたのは朝の8時だったとします。その日の夜にまたブログにやってきました。
この日1日で見ると、UUは1、PVは2以上、セッション数は2となる訳ですが、新規セッション率は50%となります。朝は初めて来たので新規セッションですが、夜は2回めなので、新規にはなりませんよね。
新規セッション率はこういう問題があります。
SEO中心なら新規セッション率は高い方が良いかもしれない
SEOによる集客を目指すのであれば基本的には新規セッション率に関して言えば、高い方が良いと言えるでしょう。
逆にリピーターを育てると言った意味であれば新規セッション率は低い方が良いと言えるかと思います。
ただし、SEOにしても何度も検索でヒットするという場合もあるので、それであれば新規セッション率は低くても問題無いんですよね。
新規セッション率はあまり意味をなさない
僕自身の考え方ですが、新規セッション率というのはあまり意味の無いものだと思っています。もちろん、役立つ事もありますし、コマースサイトならチェックすべき項目である場合も多いと言えます。
しかし、問題は新規セッションの中身です。
新規セッションの中身を知らない限り意味がありません。
今のグーグルアナリティクスは新規ユーザーだけを簡単にセグメントして比較出来ます。
今は標準で「新規ユーザー」というセグメントが作られていますので、それで比較していろいろと見る方が効果が高いと言えます。
新規セッションのユーザーのうち、そのユーザーは検索から来たのかSNSから来たのか、はたまたどこかのリンクから来たのか、それを把握した方がいろいろと改善に繋げられます。
コホート分析をやってみよう!
また実際にブログにどれぐらいリピートして来てくれているのか?初めて来てくれた人は翌月も来てくれているのか?そういう調査を半年くらいブログを行っていたら、やってみるのも面白いかもしれません。
そういう分析でコホート分析というものがあります。
詳しいやり方は以前書いていますので見て下さい。
また、中上級者用ですが、少し深堀りしたコホート分析のやり方も書いています。
あるコマースサイトの成長率予想とLTVを簡単に求めるために行った分析の事を書いています。
上記のコホート分析はブログでも少しカスタマイズする事で利用可能ですが、それはまたいつか書きたいと思います。
コホート分析を行う事で、どれぐらいリピートしてくれているかが明確に見えてきます。ブログの場合は月間よりも週間の方が本当は良いのかもしれません。
もしくは、少し工夫をして、バズったエントリーに来てくれていた人はその後、どれだけリピートしてくれているのか見てみるのも良いかもしれません。
ブログを開設して半年ぐらい経過したら1度、コホート分析をしてみるといろんな発見があるかもしれませんよ。
以上です。
ご清聴、ありがとうございましたm(__)m
第8回へ
ちなみに、コホート分析で掲載してある「真摯のブログ」
ここは僕の定期巡回サイトとなっています。
真摯のブログを書かれている、いちしまさんが書かれた著書が下記になります。

Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門 ユニバーサルアナリティクス対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
- 作者: いちしま泰樹
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
かなり参考になっています。