【初心者用】アクセス解析で基本用語の次に大切な重要な事(第17回 グーグルアナリティクスを学ぶ)
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最近、Google Analyticsの基本用語を解説した記事がはてなブックマークで言えばホットエントリ入りしていたり、GunosyやSmartNews等で紹介されているのを2回ほど見ました。
それだけGoogle Analyticsが一般にも受け入れられ、興味を持っている人が多くなった事だと思います。
しかし初心者の場合基本用語を覚えたら次に覚えて欲しい事があります。
自分1人だけでGoogle Analyticsを見る場合は別にどうでも良いのですが、誰かと情報共有したり会社でその数字を使う場合は必ず事前に決めておかないといけない事があるので、それを説明してみます。
アクセス解析の一番基本の数式を覚える
アクセス解析(主にGoogle Analytics)の基本用語は第3回で説明していますので参考にして下さい。
以前も書いていますが、Google Analytics等のアクセス解析ツールを入れた場合、必ず覚えておかないといけない公式があります。
UU(ユニークユーザー)、セッション、PVがアクセス解析の3大基本用語だと言えますが、この関係を示す公式です。下記になります。
へ?と思う方もいるかと思いますが、そう思った方は既に初心者では無いでしょう。
UUとセッションとPVは絶対に上記の公式となりますので、これが覆った時は必ず何かがおかしい事になります。
これは本当に基本中の基本でこれを忘れて難しいレポートなんかを作ろうとすると実は間違っていたという事にも。
もっともGoogle Analytcisの場合はまずこの公式は覆らないのですが、異なるアクセス解析ツールではこれが覆ってしまう事もあるのでその時はそのアクセス解析ツールの集計方法に何か問題があるという事が解ります。
分母・分子は必ず情報公開する範囲で決定しておく
よくCVR(コンバージョンレート)を説明する時に分母が訪問者数となっているのですが、訪問者数とは何でしょうか?
UUの事でしょ?と言う人もいれば、セッションでしょ?と言う人もいます。
Google Analyticsは基本的にはセッションです。UUで設定する方法もあります。
もちろんそれ以外のものを設定する事も可能です(クリック数とか)。
ただ、CVRの分母となるものは、UUでもセッションでも正直どうでも良いのですが、Google Analyticsから得られた情報を共有・公開する範囲では必ず決めておかなければいけません。
例えば同じ会社である人のレポートは分母をセッションにしており、またある人のレポートでは分母がUUだったらどうなるでしょうか?
自分1人で見ている分にはどうでも良いのですが誰かと数字を話し合う時はアクセス解析で得られる割合の分母と分子は何か決定をしておかないと比較しても無意味になる事が多いので注意して下さい。
脱初心者のためのUUの注意点
UU=ユニークユーザーという言葉は必ず説明されていますが、厳密にはユニークブラウザ数です。
Yahoo!の公開資料を見ると、UUという言葉は使われておらずユニークブラウザ数という言葉で説明されている事はご存知でしょうか?
ユニークブラウザ数と言う通り、同じパソコンで同じ人が違うブラウザ(インターネットエクスプローラー・FireFox・Google Chrome等)で同じサイトを同時に見たら、UUは2になります。端末が違えば(例えばパソコンとスマホ)これもUUは2になります。
本当はクッキーについても覚えて欲しいところですが脱初心者においてはまずはUUは厳密にはユニークブラウザだという事を覚えておいてもらえれば良いかな?と思います。
他にもセッションでもPVでも本当はもっと複雑な意味がありますが、それはおいおい説明していければと思います。
以上です。
ご観覧、ありがとうございましたm(__)m
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