Google Analyticsを学ぶ 第4回 ユーザー属性 前編
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
ブログはWordPressにて継続しているので、よければ是非訪れてください。
なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
第4回を無事むかえられた鈴木です。
第2回において、ユーザーサマリの見方について説明させて頂きましたが、今回はその後の項目の4つを説明していきます。
今回の項目一覧
1 ユーザーの概要
2 アクティブ ユーザー
3 ユーザーの分布
3-1 ユーザーの分布 サマリ
3-2 ユーザーの分布 年齢
3-3 ユーザーの分布 性別4 備考・注意事項
1 ユーザーの概要
今回説明するのは下記の図の範囲となります。
サマリについては、第2回及び用語の説明は第3回で行っておりますので、よければ見て下さい。
なお、第1回の説明で行っている設置方法で無い場合は見れない項目もありますので、注意して下さい。
具体的には、
この設置方法で、グーグルアナリティクスを導入している場合とは異なりますので、ご注意下さい。
この方法で設置している場合、全体的にこれからドンドン意味が通じなくなってきます。
ここで紹介しているのは、グーグルアナリティクスでも新しいバージョンのユニバーサルアナリティクスという仕組みで説明しています。
はてなブログの標準設定の場合は、以前のバージョンのグーグルアナリティクスで設定されてしまいます(専門的に書けば、はてなブログの標準設定でGAを設置するとJSは、ga.jsとなります。2014年5月22日現在。ここで説明しているのは、全てanalytics.jsの場合となっています)WordPressでも個人のGAアカウントを記入するだけでGAを設置出来るプラグインはありますが、多くはga.jsで設定されてしまうので、analytics.jsで設定を行った方がこの先、便利です。
はてなブログの場合は必ず下記の設定でGAのトラッキングコードを設置して下さい。
話を戻します。
ユーザーは、上記の図の通り、Whoに当たる項目です。サイトに来てくれるユーザーはどんな人かを知るためのポイントとなります。
2 アクティブユーザー
前回、この項目の詳細が解らないと書きましたが、詳しく書いてあるサイトを発見しました。
一部アカウントへGoogle Analyticsのユーザー項目でアクティブユーザー分析のベータ版提供開始 | Hivelocity ハイベロシティ
Hivelocity
そうか、こういう意味だったのか~とようやく解りました。
詳しくは、Hivelocityさんのブログを読んで頂ければ解りますが、指定した期間に訪れてくれたユニークユーザーの数という事ですね。
ただ、このアクティブ ユーザーというのは横にベータ版を書かれている通り、あくまで実験版(テスト用)なので、この先もずっとあるかどうかは解りません。
また、Googleのサービスの特徴ですが、全員同時にその項目(サービス)が提供される訳では無いので、この項目が無い人もいます。ご注意下さい。
3 ユーザーの分布
ここは、サイトに来てくれている人の年齢層や性別が解る項目になります。なお、サイトに来てくれる人全員の年齢や性別が解る訳ではありませんし、100%正確という事でもありません。
でも、何故年齢層や性別が解るのか?詳しくは、GoogleAdwordsのヘルプに書かれています。GoogleAdwordsとは簡単に言えば、Googleのメイン収益の広告配信の仕組みの事です。誰でも、Googleを経由して広告を出す事が出来ます。
このブログでも、Adwordsで出されている広告を配信しています(配信する側は、Adsenseという仕組みを使用)
3-1 ユーザー分布 サマリ
ユーザーサマリの見方について、
Aについて
Aは出てくる場合と出て来ない場合があります。
「このレポートのデータの一部は、しきい値の適用時に削除された可能性があります。 詳細」
これですが、あまり意識しなくて構いません。と言っても気になりますよね。若干語弊のある書き方をしますが、Cの年齢の分布グラフを見て下さい。年齢の一番下は、18才~24才になっています。一番上は65+と表示されている通り65才以上の括りである事が解りますよね。では、18才未満のデータは無いのでしょうか?実際にはありますが、18才未満のデータはカットしていますよ、というのがこのAの意味になります。
つまり、しきい値とは、範囲の事でこの年齢の幅は18才以上で上は何歳まで計測出来ているのか解りませんが、その範囲外のデータは削除して表している可能性がありますので、ご了承下さいね、と言う意味になります。
(もし、違う!という事であればお教え頂ければ幸いです。いくら調べてもこれくらいの意味にしか理解出来なかったので)
Bについて
上記の図の中から、指標を選べる事になります。各指標の意味は、第3回をご覧下さい。
Cについて
年代毎のグラフです。その中のリンクマークは「年齢」とリンクしています。
Dについて
性別のグラフです。その中のリンクマークは「性別」とリンクしています。
C・D共通の事
C・D、それぞれの右上に「セッション全体の4X.X%」と書かれていますよね。これは全体のセッションの中で約4割のデータです、という意味です。つまり6割は情報を収集出来ていませんよ、という事になります。
年齢や性別は取得出来ない人もいるという事です。ただ、書かれてはいませんが、Google+で性別や年齢を公開している場合は、収集されているデータの中に含まれていると思っていた方が良いと思います。
3-2 ユーザーの分布 年齢
図に書いた通り、ほぼ説明は既に不要かと思います。年代別の状況が解ります。
3-3 ユーザーの分布 性別
こちらも、もう見れば解るようになっていると思います。
このブログの85%が男性で15%が女性という事が解りますが、セッション全体の約40%のデータからという事を注意しないといけません。残り60%のセッションがすべて女性!という可能性はほぼ0%ですが。
セッション全体の40%と言っても、40%が約2万あるわけなので、仮に100%となってもあまり誤差は無いと予想出来ます。
セッション全体の数が仮に100を切っているのなら、誤差はかなり出てくるとは思いますが。
備考・注意事項
なお、このブログは、はてなブログなので、プライバシーポリシーも「株式会社はてな」のものに準じていると勝手に思っています。
しかし、個人や会社でグーグルアナリティクスをこのブログで説明している通りに設定した場合(個人の場合はまだ良いのかもしれませんが)、プライバシーポリシーを変更しないといけない場合がありますので、ご注意下さい。
はてなのプライバシーポリシーは
また、合わせて読んでおいていただきたいのが、
Policy requirements for Google Analytics Advertising Features - Analytics Help
企業の場合は信用問題に直結します。必ずプライバシーポリシーは明確にしてから、グーグルアナリティクスの設定も考えて下さいね。
過去の記事
参考図書
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